備えるもの、避難所にあるものがわかる。帯広市防災グッズ展
毎年1月15日~21日は「防災とボランティア週間」です。
帯広市役所では期間中、家庭で備えるべき防災グッズや、ハザードマップ、避難所の様子がわかる展示をしています。今年の展示は1月19日(金)まで。
今年は元旦から各地で地震が頻発しており、地震の身近さを感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、自宅の避難グッズを見直したところ、不足している物、補充する物がありました。しかし、揃える物量と種類の多さに買い足すか否か、二の足を踏んでしまっています。
そんな思いを解消したく展示を見てきたので、参考にしてみてください。
展示内容は3つ
家庭で備えるもの
避難所にあるもの
防災訓練について
それぞれのコーナーで展示されていたものを含めてご紹介していきます。
家庭で備えるもの
家庭で備えておきたい防災用品は「非常用飲食」と「生活・停電への備え」です。
展示されているものは、どれも帯広市内のホームセンターや100均一で買えるものばかり。
順に見ていきます。
非常用飲食
展示コーナーに入ってすぐ、机に広げられていたのは「非常用飲食」
赤ちゃんがいる家庭も想定して、スキムミルクもあります。
どれも帯広市内のホームセンターで揃えたものを展示しており「すぐに買える」という手軽さがあります。
非常用飲食は最低3日分だけでも揃えておくといいようです。
まずは、普段の生活にあるすぐ食べられるものに手をつけて、最後に非常用飲食に手をつけるという流れを想定しているからです。
生活用品・停電への備え
次のコーナーは「生活用品や停電への備え」です。
こちらもホームセンターや100均一で購入できるものがほとんど。
(一部、ネット購入のものもあります)
なんと折り畳みヘルメットがありました。
ペタンコになるのでバッグにもすっぽり入ります。
展示物の中で係員さんのおすすめは「ソーラーランタン」
浮き輪のような空気入れが付いており、使わない時はペタンコに出来ます。
底についているライトはLEDなので、輝きもばっちり。
係りの方によると、まず備えてほしいのは「簡易トイレ」
水で流すには10Lほどの水が必要になってしまうため、専用の凝固剤などがあると水を使わず、防菌防臭効果もあるので、衛生的とのこと。
いろんなタイプがありますが、今のトイレにつけられるタイプを買っておくといいようです。
生活用品・停電グッズを一つずつ買いに行くのが億劫な時には「防災バッグ」もあります。「車中泊用」というセットもあるようなので、探してみるといいかもしれません。
展示場所には「非常持ち出し品の一覧」の用紙があります。
一覧に記載の防災用品には、100均一で買えるものにはマークがついており、ホームセンターでのおおよその価格も書かれており、用意することへのハードルが下がります。
避難所の様子
帯広市の避難所にある防災備蓄倉庫の様子や備蓄倉庫にある物と個数が書かれた一覧が掲示されています。感染症対策についても掲示されていました。
また、避難所で設置されるテントや段ボールベッドの展示もありました。
防災訓練について
帯広市で行っている、様々な防災訓練を紹介するコーナーがありました。
町内会長など避難時のリーダーになる方向けの「防災リーダー研修会」や市の職員が避難所を運営するための訓練があるようです。
町内会や団体向けに「防災出前講座」もあります。
そして、一般市民が参加できる防災訓練が夏と冬にあります。
新型コロナウイルス感染症の影響により中止となっていましたが、4年ぶりに昨年の夏から復活しました。
夏の防災訓練は日帰りのみですが、冬は宿泊することもできます。
係りの人によると「帯広は冬が厳しいし、宿泊という点でも、より本格的に感じると思います」と仰っていました。
冬の防災訓練は2月17日(土)〜18日(日)に開催されます。
事前申し込みが必要で、 申し込みは1月末まで。
詳細はこちらのページをご覧ください。
まとめ
展示場所には係りの人がいるので、気軽に質問することが出来ます。
各自治体でもこのような取り組みがあるかもしれないので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
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