【トヨタSUVの電気自動車】bZ4Xがリース専用車から一般販売開始となった
トヨタは10月25日にSUVの電気自動車「bZ4X」をKINTOなどのリース専用車から一括購入やローンでの購入など11月13日から一般販売を開始。
また、今回リース専用車から一般販売するにあたりいくつかの改良点がある。
①急速充電時間の改善
冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、低外気温下における充電時間を短縮した。
電気自動車は冬場は燃費が悪化するなど寒冷地に対する弱点があり、走行可能距離が低下してしまい充電頻度が増えるが、その充電時間の短縮を行うことで、より快適に車に乗ることができる。
②BEVとしての実用性向上
消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸。
電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。
・消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター・ステアリングヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで、省電力を実現
空調制御の最適化を行い、消費電力を抑制。
・湿度センサーを採用し、フロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロール。
充電中における車両充電状態の情報を、メーター表示に追加
現充電残量から、長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる80%までの充電時間と、現充電残量でのエアコンON・OFF別の走行可能距離をメーターに表示。
③車両装備の充実
・後席シートヒーター
・助手席8Wayパワーシート・ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備(「Zグレード」にというのは、次項④で説明あり)
・フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備
上記4点の装備を充実させた
④「G」グレードの追加設定(今までは「Z」グレードのみ)
必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えたGグレードを新設定した。
主な装備 : 18インチアルミホイール、4眼LEDヘッドランプ、12.3インチHDディスプレイ等
Gグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は567km
※ WLTCの一充電走行距離は従来と変更なし
※Zグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は559km
⑤メーカー希望小売価格(消費税込み)
最後に「bZ4X」に試乗して感じたこと。
外装は4眼ヘッドランプでスタイリッシュな見た目
内装はシフトレバーがダイヤル式でコックピット感のある見た目
乗り味については、電気自動車ならではの加速感があり、この車両サイズからは想像つかない加速力がある。ただそれ以外は電気自動車なので静かという以外は特に変わらないと個人的に感じる。
あとはアクセスペダルがオルガン式のため、好き好みがわかれる。
満充電時の走行可能距離が実際には500km満たないくらいなため、ここが正直物足りなく、借りて乗る分にはいいなと思ったが、自分が所有するかといわれると、充電環境が一軒家であったりしない限り厳しいなと思った。
ただ、総評して車両としてはとてもいいため、電気自動車かつSUVタイプが欲しいという方にはトヨタの「bZ4X」はオススメ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?