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【トヨタ×テスラ】トヨタが充電スポット数確保のためにしたことは?

トヨタの北米事業体であるToyota Motor North America, Inc.(以下、TMNA)は、テスラ社と、2025年からバッテリーEV(BEV)に北米充電規格(NACS)を採用することで合意。
今回の合意により、トヨタ及びレクサスのユーザーは北米全域で12,000基以上のテスラのスーパーチャージャー(急速充電設備)を利用できるようになる。

現在、トヨタとレクサスは、ACレベル2やDC急速充電ステーション等の充電ネットワークへのアクセスがありますが、今回のNACS採用により、DC急速充電ステーションを含む、さらに多くの充電インフラが利用可能となり、BEVユーザーの行動範囲拡大につながる。

トヨタは、多様な選択肢を提供するという電動化戦略に則り、充電についても、それぞれの地域にあったサービスを提供し、自宅でも公共の場でも不自由のない充電体験を通じ、お客様の利便性向上を目指すとしている。

この展開、半年前に可能性を感じていた。
トヨタはやはりテスラに乗っかるという方法を取った。

というのも、トヨタは現在2027年に向けて全個体電池を開発し、1,000kmを10分の充電で走れるようにするということを目標としている。
作ろうとしている物自体は他の企業もマネできていない唯一無二のモノになる。
ただ、開発までに時間を要することで、これが完成したらすごいが、一番は既存のガソリンスタンドのように充電スポットを増やせるのか、電気自動車のメンテナンス出来る人を増やせるかが鍵となる。

今後のEVシフトを見据えて充電スポットを自社で確保している企業、国が整備するからと充電スポットは考えていない企業の差が出てくるところ。

正直、国の整備力はあてにしない方がいいかと思っています。
ここは個人的な予想だが、EVシフト期間はおそらく延期します。トヨタが出しているハイブリッド車の完成度が高く、ガソリン車はNG、ハイブリッド車は+5年はOKといった処置がとられると思われます。
こうなった時、伴い充電スポットなどの整備も延長となり、充電できる場所が少ないのにEV車が多数走り満足に充電できないということが発生します。
※国が一軒家など土地を購入すれば補助金を多額出します、そのため、充電設備もそこでつけてくださいみたいなことを働きかけるかもしれませんが。

トヨタが現在開発している10分で1,000kmはできればすごいが、その他のクルマは航続可能距離は500キロ満たないといったものが多く、ガソリン車と航続可能距離は変わらないのに、満タン充電するのは30分かかるなど想定するだけでどこもかしこで充電渋滞が起きる予感しかしないことが発生する予感しかしません。

メンテナンスはガソリン車におけるミッションを作成してる従業員数を削減していくのに対して、EV車をメンテナンスできるようにするなどシフトできるかもしれないが、充電スポットはそうはいかない。

そう考えたトヨタはこの課題解決のために今回自前で充電スポットを持つテスラに乗っかった。今後もテスラ限らず他企業の充電スポットに相乗りするということが起きそうです。

最終的には「ガソリン」、「ハイオク」、「軽油」のように世界や国で統一された充電規格となりそうです。

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