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TOYO Technical Magazine 02号

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―新ICT基盤― 新ICT基盤を支えるテスト装置やアプリケーションをご紹介します。
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記事一覧

情報通信ネットワークの大容量化とイーサネットの進化 ― 次世代IPパフォーマンステスタSpirent TestCenter ―

2011年9月時点の内容です

IPトラフィックの増加
企業や個人ユーザが使用するIPトラフィックはこれまで順調に増加し、近年では、クラウドやスマートフォンの登場によって、さらにトラフィックが増えることが予想されています。IPトラフィックのトレンドについては様々な
企業等から統計データや予測が公開されていますが、ここでは2011年6月にシスコシステムズから公開されたレポート※1を元に、世界および日

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モバイルのアプリケーションデータ通信の向上 ― アプリケーション・レイヤ・データ・スループット・ テストシステム ―

2011年9月時点の内容です

LTE - Long Term Evolutionの導入
Long Term Evolution(LTE、ロング・ターム・エボリューション)は、現行第三世代の携帯電話(3G)の技術を発展させた無線技術で、2010年頃から世界各国の携帯電話オペレータでサービスが開始されています。日本においてもNTTドコモが2010年12月にサービスを開始したのを始め、au(KDDI)

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ネットワークトラブルからアプリケーション品質劣化まで1台で解決! ― 高性能パケットキャプチャツールNetwork Time Machine ―

2011年9月時点の内容です

ネットワークトラブルが与える影響
ここ20年くらいでイーサネットは目覚ましい進化を遂げてきました。転送速度は10M、100M、1G、10G、100Gと指数関数的に増加し、ビジネスにおける利用シーンだけをとっても、多岐に渡って活用されています。現在では、メール、インターネット、ファイルやプリンタの共有は当然のこと、受発注や出荷などを管理する業務アプリケーションやSaa

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“真の表面観察”を可能とする低加速FE - SEM

“真の表面観察”を可能とする低加速FE - SEM

2011年9月時点の内容です

走査型電子顕微鏡(以下SEM: Scanning Electron Microscope)は、表面観察を行う高分解能顕微鏡の代表格として一般的に利用されています。近年、極表面の観察を可能とする低加速電界放出型SEM(FE-SEM)が開発され多くの研究者から注目を浴びています。

技術の発展と顕微鏡
光・電子・原子間力などを利用した高分解能顕微鏡が開発・製品化され、学

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