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【元公務員の学び】心を育むことをせずに人生の豊かさは得られない

こんにちは。
を大切に生きています。とよぞうです。

どんなに立派に見える大人でもが成長できているとは限らない。
たとえ裕福じゃなくてもの成長ができていれば人生は豊かだ。

苦情対応から得た教訓

元公務員の私は、社会保険庁(以下、社保庁)職員として年金事務所に在籍していた頃に多くの苦情対応をこなした。
あくまで体験上ですが苦情を言ってくる人間には割と元公務員が多い。
…で、しかも理屈っぽい。

そんな経験上、私は定年後に役所窓口やコンビニで文句を言っている老人に絶対なりたくなかった。
自分の人生の不満を他人にぶつける老後を迎えるような生き方だけは御免だった。

という訳で私が公務員を辞めた理由の一つには20年もの公務員人生で何一つ心の成長ができていない事に気がついた…という事もあった。
苦労知らずの人生の果てに心が孤独な老人になるのがどうしても嫌だったからなのでした。

公務員を辞めて気づいた「心を育む」事の大切さ

公務員を辞めて12年間、今日までいろんな人に出会ってきて心の成長とは何なのかが少しだけ解ってきた。

私を助けてくれた恩人、弱者を排除しようする自分本位の人間、高い社会的ステイタスを持ちながら心無いクレームばかりを入れる人、他人のミスを広い心で無かったことにできる大企業役員の方etc…

年齢相応に心の成長を遂げている人とそうでない人。
それは人生の幸福度にも繋がり自分に跳ね返ってくるものでもある。

私が公務員時代に心の成長を果たせなかった理由は、死に物狂いで生きていくという事とは無縁の公務員人生そのものにあった。
それなりに公務員も大変ではあったが、所詮人生が保証されているという潜在的な意識は否定できない。
公務員というだけで「自分は立派に社会人として自立できている」と思い込んでいた。
何も成し遂げていないのに採用された瞬間「選ばれた人材」と錯覚し同時に精神と心の成長が止まる。

「公務員は気楽でいいよな」とか言われるたびに「じゃあ公務員になれば」とつぶやく。
しかし40歳を迎えて人間としての何一つ成長できていない事に気付く。
…そして公務員は組織を離れたら何もできない事を思い知らされる。
心の声に耳を傾けてこなかった報い。
やりたくもない職業を続けてきた後悔。
不安はないが不満ばかりを口にして、やる事さえやっていればそれで生きていけると勘違いしていた。…ずっと長い間。
あやうく定年まで過ごしてしまうところだった。
自分の心をごまかしたまま…

・心をごまかして生きていく事は心が離れていってしまう事になる。
・心に寄り添うことで自分を取り戻し本当の居場所が見つけられる。
・本当の居場所でこそ初めて深い呼吸ができる。「心の栄養」とはストレスフリーと深呼吸なのだ。

自分の中の結論
収入を得て生きていく以上自分の時間を切り売りすることは仕方ないが自分の心を切り売りするような仕事だと思うなら見切りをつけたほうがいい。

やりたいことが見つからないから公務員になってモヤモヤしているなら好き要素を確認してみて

ぶっちゃけ私はそうだった。
特にやりたいことも無く公務員になった。
しかも社保庁…
消えた年金問題で大炎上して組織の膿をすべて末端の職員に押し付けてOBや幹部たちは誰一人として責任を取らずに組織の看板だけを掛け変えた言わずと知れた闇深い組織。
…そこに自分の居場所はなかった。

そうでなくても
好き要素0:嫌い要素100の職業だった。

好き要素0は辛い…
辞めて当然の数値ですね。
転職は心に従った当然の結論。
せめて
好き要素10:嫌い要素90ならもう少しマシだった気もする。

せめて好きな場所を目指そう

私は公務員からの転職先を決めるときに心の声に従った。
それは…
「好きな場所で働くこと」だ。
これで最低でも
好き要素10:嫌い要素??
からの再スタートがきれた。
…自分史上最高値。

今では…
好き要素50:嫌い要素50ぐらいだろうか…
でも職業選択としては充分な割合だと思う。
だって、好き要素100:嫌い要素0は有り得ない。

好き要素10でも十分だ。
好き要素が1つでも2つでもあれば心をごまかしてはいないから。

心には生き方を記す地図があるはず
「好き」という感情のコンパスに従えばいい

身分保障を人質に取られて心を切り売りするような環境に居続けるとしたら定年まで我慢しても誰かに八つ当たりするだけの心を失った老人にしかなれない。
私の経験上人生は結局本人次第だ。
「好き」という感情を実現させるのは告白と一緒で勇気がいるものだ。
その勇気がきっかけとなって、心に従えば本当の自分の居場所へ連れて行ってくれる。

それが自分の居場所を探す人生という旅だと思う。

ではまた。

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