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理論を言語化すること

支援過程を少し言語化してみましょう!”

① 問題の発見とは?
 クライエントもしくはソーシャルワーカー等の専門職どちらかが「生活のしづらさ」を認識することと言えます。

② インテークとは?
 ソーシャルワーカーがクライエントと出会う初回、その後数回の面接を言います。その中でしっかりと説明と同意を得た上で適切な機関への紹介が必要な場合も出てきます。

③ アセスメントとは?
 クライエントの社会生活状況について情報収集し、問題の背景や要因の分析を行い解決方法を導き出すプロセスです。能力・意欲・希望・自尊心などストレングスを見つることもポイントと言えます。

④ 支援目標の設定
困難な状況が解決されることが支援目標といえます。ソーシャルワーカーとクライエントが共有することでより信頼関係が深まっていきます。

⑤ 支援計画の策定
 支援目標が明確になったら、中目標・小目標に分割しその目標に対してどんな支援をどのように行うかを定めるものです。

⑥ 支援計画の実行
 支援計画の実行には、ソーシャルワーカーと他の社会資源・担当者との間で状況の理解と役割分担を共有し意思統一を行います。

⑦ モニタリング
 計画通りにサービスが提供されているかなど、援助の効果測定を行います。

⑧ 全体評価
 クライエントと共に評価し目標が達成又は、改善された場合に終結となります。今後に課題は残っているものの、クライエント自身で対処可能な場合も終結とすることができます。
評価にはソーシャルワーカーの支援を振り返り、見えてきた様々な課題や支援において他のケースに有用と思われる場合は実践報告などでの伝達も大切です。

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支援過程のイメージを持つときに、体験や経験を元に潜在的に行われるものを頼りにしていることが多いことに気がつきますね。

特に熟練してくれば「感覚を大切に」という言葉でくくってしまいがち。
後進育成では、インタビューなど面接技法は事例検討や実際の討論会、または実際の面談への立ちいあいでその「雰囲気」や「感覚」を積んでいく方法を伝えると思います。

では実際それを「言語化できますか?」という話になってくる。

「なんとなく」では済まされない(僕はですよ)
面倒なんですよ、答えが出ないんです。なぜかって「個別で変化する」から。

しかし!

「なぜそういう質問をしたのですか?」
「なぜそういう応えをしたのですか?」
「なぜそのタイミングで・・?」

ん・・「あなたのイメージを図解してください(笑)」と言いたくなる。

ただ、そうはいかないのが世の常なので結局「面談後に質問しながら、自分で言語化、イメージ化していく作業(これが楽しい)」必要になる。
バイスティックの原則だなんだの前に「目の前にある人が中心か』が意識されていないと、解決はできても「継続できない」んですよね。表面解決、本質モヤモヤ・・です。

◽️感覚よりも思考

習うよりも慣れろ。
一理あります。自身で目的を持ち、振り返ることができればそれがいいと思います。それが習わずに慣れてしまった結果「経験がものをいう」になりませんか。
「自分がこの職についた当初は何も教わらなかったんだ」と言ってる方も、これまでの間は少なからず一生懸命学習してきたわけです。(教えていただいている意識の問題もある)

感覚を感覚で終わらせずに、しっかり思考に落とし込む。
言葉で今のイメージをできるだけ、できる限り言語化する。
それを伝えていく。
それは「経験から得た思考」で「その方の理論」なんですよね。
ちょっと失敗しても、立ち返ることができてなお「修正できる」

それが自ずと自分のブラッシュアップに繋がると思うんですね。

「今、どこをみて、どんな考えでお応えしましたか?」を整理しながら「聴く」こと、とても大切だと思います。

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