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マイ・インターン-私のインターン生活-

この春から、社会人。

私はその今に向けて、学生脳から社会人脳に切り替えるために内定先で約半年前インターンを始めた。

夏は1ヶ月間、東京オフィスで新規サービスのLPデザイン作成をメインに。そこから1月末まではリモートで、WEBライターとして某キャリアに悩む人たちのためのサイトの記事を書いた。そして、2月に東京オフィスに戻ってきて記事を書くだけでなく、記事の構成や投稿も行った。

この半年は私の社会人スイッチを入れるのにとても重要で、貴重な時間だった。だからそれを無駄にしないためにそこで学んだこと・得たものをしっかりとここに言語化する。

完全なる自己満note。でもnoteってそんなもん。

まずは、学んだこと。

WEBライターとしての記事の書き方やツールの使い方などの知識はもちろんだけど、もっともっと大切なことを学んだ。

・ビジネスは自己満じゃダメ
ビジネスは、結果が大切。ターゲットの満足が第一。
「ターゲットが喜んでくれて自分も満足」はいいけど、「自分としては大満足のデキ。他人の目なんて気にしない」は絶対にダメ。自分の納得と相手の満足、ちょうどいいところをゴールにする。記事ってゴールはないから、どこまでも書こうと思えば書けてしまう。記事のテーマに思い入れがあると、感情がこもりすぎて暴走し始める。それでは読者に寄り添った記事は書けない。私たちは何を目的にその記事を書いているのか、読者は何を求めているのかそれが一番大切なのだ。ただ、自分の満足が全くないのもダメ。やりがいがなくなる。何事もバランス。

・「物書き」で生きていく凄さ
素直に「物書き」って凄い。WEBライター、小説家、新聞記者、作家、脚本家、作詞家、コピーライター・・・言葉を扱ってそれで生きていく人の凄さ。WEBライターとしてインターンするまで、「WEBの記事って胡散臭いものばっかだし、ライターなんて文字数稼げばいいんでしょ」ぐらいに思ってた過去の自分を今日までに3回は心の中で殴ってるし、今書きながらも殴ってる。「物書き」と一括りにして同じ題材を書くにしても、書く目的・ターゲットによって扱う言葉の種類も、文章の流れも、内容も全然違う。時代の変化に合わせて、文章を合わせていかなければいけないこともある。
本当に人の心に響く文章を書くためには、言葉・あらゆることに対する知識・客観的視野・センス・経験・・・文才って一言で済ますことが許されないような能力が必要なのだ。1文字0.5円なんてありえない。
「物書き」として生きていける人は一握りの社会だけど、世の中の全ての「物書き」の人に私は心から敬意を表したい。

・質と量の関係性
インターン中毎週目標を決めてやっていたが、ほとんどの目標が量重視のものだった。「1日1記事完成させる(時間内に終わらせる)」「文字数を3500超える」など。
当初、量ばっかりこなしていて「これで完成でいいんですか?」と自分的に思う記事もあったけれど「質よりも量」は本当で、量をこなせば質も自然と上がっていった。

・60%でフィードバックをもらう
とにかくこれを言われたし、最大の敵だった。完璧主義でプライド高めな私は、本当に中途半端なまま提出するのが嫌だった。60%だから、指摘されるのは当たり前。なのにそれを恐れて言い訳したくなってしまう。
それでも頑張って頑張って後半少しずつできるようになってきて、”60%フィードバック”の偉大さがめちゃくちゃ分かった。質の向上具合が全然違う!修正が楽!慣れると気持ちも楽!!こんなペーペーの私が100%と思って提出したところで、完璧なものなんて1mmも出せるわけがない。今では”60%フィードバック”信者です。

・報連相の大切さ
どんなキャリア系の記事でも、あらゆるビジネス本でも言っていると思うが、「報連相マジで大事。」
社員さんが報連相を守っていなくて注意を受けている場面もいくつか見たし、学生だから許されたけど社会人だったら危ないなと思うヒヤリハットも自ら経験した。
ただ報連相すればいいわけじゃなく、その伝え方やタイミングも大切。みんな食べ物みたいに報連相、報連相言ってるけど、奥が深い。

・いい意味でYES-MANになる
インターンをするにあたって、自分が自分に課した使命が”ネガティブな発言をしないこと”。「NO」ではなく「YES」。これめちゃくちゃ良かった。
ランチ誘ってもらえたら「YES」、「新しいことやってみる?」って言われたら「YES」、飲み会誘ってもらえたら「YES」、イベント誘ってもらえたら「YES」。
世界どんどん広がるし、顔もどんどん広がる。もちろん見極めはこれから必要になってくるけど、「YES」と言える好奇心とパワーを失いたくない。

・ビジネスもバスケ
私は、小学4年生からバスケをやっている。
バスケもビジネスも、体力大事。自分なりに心を整えるルーティン必要。スピード感重要。仲間大切。コミュニケーション大切。親しき仲にも礼儀あり(バスケ部の先輩は怒らせると怖い)。思いやりを持ったパス大切。
つまり、ビジネス=バスケ。

・自分はコピーライターにやっぱりなりたい
ライターの仕事の中で何が一番楽しかったかって聞かれると、実はタイトル付け。部署の先輩にタイトルや短い言葉でまとめるのが上手と褒められた時は飛び跳ねるほど嬉しかった。お母さんに自慢した。それをきっかけに大学生になって現実を知って押し殺した「コピーライターになりたい」って気持ちが蘇ってきた。お金貯めて秋からコピーライター講座通う。

続いて、できるようになったこと。

・社会人になる覚悟
学生インターンとして本当に可愛がってもらったけど、もちろん社会の厳しい場面も目の当たりにしたし教えてもらった。夏と冬、2回に分けてオフィスでインターンしたことでベンチャーのスピード感も肌で感じることができた。冬に戻った時、人・制度・部署・オフィスガラッと変わっていてびっくりした。それを知った上で、怖じけず逆にモチベーションが上がったのだから、私は覚悟ができているはず。

・目的ファースト
”ビジネスは自己満じゃダメ”から繋がるのがこれ。新しい記事を書いたり、何か新しい仕事を任せてもらったりした時、どこがゴールかを最初に聞けるようになった。
リモートで記事を書いていた時はただ構成案に沿って記事を書くだけだったけど、オフィスに戻った時に、PV数だったり成果を見せてもらってさらにやる気が出たのもこれを行うようになったきっかけだ。

・記事の文量増加
これは”質より量”の成果。最初の最初は1日2500字書くのも精一杯だったのに、後半はそんなの余裕。3500〜5000が当たり前になっていた。1番多くて10000字近い記事を書いた。
でも、なんで自分でもそんなに文量を増やせるようになったのかはっきり分かっていない。やっていることは最初と同じつもり。たぶんだんだん「なぜ?」と深堀すべきポイントや、記事をわかりやすくするために必要な文を付け足すべきポイントなどが自然と身についてきたのかな。

・記事を読む目線の変化
日常で外部の記事を読む目線が徐々に変化して面白かった。読者側から、記事を書く側の目線になった。「こんな内容に触れるの面白い」って内容に着目するのはもちろんだけど信頼性・信憑性・言葉の使い方・記事の目的などに目がいくようになった。ネットの記事を読むのが苦手だったけど、積極的に読むようにもなった。

・リモートワーク
もともとリモートでやっていたし、オフィスの戻ってからも途中からコロナのせいでリモートワークになった。学生インターン時代からリモートワークを経験できたなんて、超贅沢。ライターってただでさえ自分で自分を追い込むのに、リモートワークならなおさら追い込まないとやってられない。けど、できた。質が上がったとは言えないけど、悪くはなっていなかったはず。リモートワーク成功。

・社員さんの顔と名前の一致
人の名前を覚えるのが苦手だから、それを克服したくてオリジナルの社員さん図鑑を作った。絶対に人に見せられないけど。日報もいろんな人のを見るようにした。そのおかげで「よくその人も知ってるね」と先輩に言ってもらえるぐらいには社員さんを覚えることができた。新卒として大きなアドバンテージ獲得。

最後にできなかったことと、それをどう改善していくか。

・大きな声であいさつ
学生時代バスケは上手くもないけど大きな声で挨拶ができるからと部活で副キャプテンに選出された私なのに、「今話しかけたら迷惑かな」「誰だこいつって思われるかな」とか余計なことを考えて、自分の部署以外の人に積極的に挨拶できなかったように思える。自分失格。
なぜそうなったのか?インターン生1人で自身がなかなか行動に自信が持てなかった。会社という新しい環境が単純に怖かった。何にも考えずに行動できるのが若者の特権。勇気出そう。ここは気持ちの問題。

・いろんな人をランチに誘う
以下同文。もっといろんな人とお話して、世界を広げたかった。

・仕事以外の時間の学ぶ時間の確保
WEBのことだったり、ビジネスマナーだったりをもっともっと自発的に学習するつもりだった。資格も学生中に取る予定だった。だけど、満足いくようにできなかった。
原因は①仕事で頭パンク寸前、疲れて寝ちゃう ②1日の時間の使い方を見える化してなくて、気持ちだけで終わっちゃう ③コロナのせいで予定してた資格試験全部消えた ④個人情報保護士の受験日をなぜか卒論提出の時期に設定して、無事死亡 
タイムマネジメント用のノートを買ったし、どんどんスタミナはつくと思うので本当にこれは実行する。先輩たちすごいと思うけど、時間はみんな平等。私もできる。

・60%フィードバック
先ほど分かったように語ったが、まだまだできていない。もはや60%が分からない。修行の日々。

・文章の癖修正
句読点の打ち方とか、「〜という」の使い方とか、何回も指摘されているのについつい使っちゃう。癖って直すの本当に難しい。
じゃあどうする?本格的に癖リスト作る。

・本を読む(小説以外)
必要なのは分かっているし、読みたい欲はあるのに、ついつい小説や映画に走っちゃう。苦手意識が原因。国語でも、説明文は苦手だった。
とにかく慣れ!強制的に自分に読ませる!通勤時間は読書に費やします宣言。(電車で本読んでる人ってかっこいい)

・過去を振り返る
過去記事、振り返りを義務化されなければ読まなかった。恥ずかしい気持ちに自分が負けていた。
でも、インターン後半に振り返りの重要性を教えてもらい学び、自分自身でも実感したからこれからはできるはず。振り返り重視する。

・ブラインドタッチ
スピードを意識し記事を書くようになって、誤字でのタイムロスが多いことに気づいた。そこで正確なブラインドタッチを身につけようとしたけど、まだまだ発展途上。寿司打をゲーム感覚でランチタイムにでもやったり、音楽聴きながらその歌詞を打ったりして習得する。

以上。

この文章も自社サイトに投稿するとしたら校正されるところすごく多いだろうけど、私の考えるインターンで学んだことは言語化できたはず。

こんな貴重な期間を与え、私の面倒を見てくれた上司の方々には本当に感謝しかありません。甘い蜜を十分すぎるほど吸わせてもらいながら、現実的な厳しいこともしっかりと教えてもらった。こんな贅沢なことない。

この半年間のおかげで社会人スタート私はワクワクしかしなかったし、今もワクワクしかない。夢見心地なワクワクではなく、現実を見た上でのワクワク。

人生の夏休み終了。私の人生、ここから!!!

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