“選挙に行こう!”運動を叩き潰すための作戦会議・その3

“選挙に行こう!”運動を叩き潰すための作戦会議・その3

外山恒一

 【外山恒一の「note」コンテンツ一覧】

 〈「その2」から続く〉
 〈全体の構成は「もくじ」参照〉

 2015年12月16日におこなわれた東野大地&西南大M氏との座談である(紙版『人民の敵』第17号に掲載された)。したがって基本的には古い話題ばかりであることはお断りしておく。しかし、“古くなっても面白い!”があらゆる外山コンテンツの自慢である。

 東野大地は我々団の党員、「M」君は、当時「西南学院大学アナキズム研究会」の“議長”で、外山が2014年夏以来、年2回のペースで開催している「教養強化合宿」の第1期生でもある。
 第3部は原稿用紙換算18枚分、うち冒頭5枚分は無料でも読める。ただし料金設定(原稿用紙1枚分10円)はその5枚分も含む。

     ※     ※     ※

  増山麗奈氏との1度きりの遭遇

外山 ……関係ないけど、増山麗奈が問題になってますね(笑)。

東野 “今”ですか? 何でまた?

外山 ツイッターとか、めちゃくちゃ炎上してますよ。

東野 何をやらかしたんですか?

外山 やらかしたのは増山麗奈というより、むしろ社民党。参院選の比例候補に公認したの。

東野 えっ!? どうしてよりによってあんなのを……。

 「社民党の山本太郎になります」って云った人ですか?

外山 ああ、そうらしいね。ナメてるよな。山本太郎は選挙だってめちゃくちゃマジメに取り組んでるよ。 

 その増山って人は、もともと何なんですか?

外山 ぼくが初めて認識したのは、『ロスジェネ』っていうフリーター労働運動の界隈の雑誌が00年代末に出て(08年6月創刊)、その3人の編集委員の1人として(他に70年生まれの作家・浅尾大輔、76年生まれの批評家・大澤信亮)。そうそう、増山麗奈は東京芸大のご出身らしいですよ、東野先生(笑)。
 で、まあ“アートと社会運動”みたいなテーマにこだわってて、アートと社会運動を少しも面白くないやり方で結びつける活動を展開してる人(笑)。とにかく“エロ”を前面に押し出して……。

 あ、分かりました、名前と活動が一致した。わりとセンセーショナルというか、“珍事件”を起こすような方向の人ですね?

外山 やってる内容はとことん安易でつまらないんだけどさ(笑)。

東野 09年に宝塚造形芸大で……。

外山 うん、ぼくも1度会ってるんだ。後に「ファクトリー京都」を始める松山孝法君が当時まだ宝塚造形大の学生で、学園祭の企画にぼくを呼んだんです。ぼくと絓(秀実)さんと千坂(恭二)さんと、あともう1人がなぜか増山麗奈(笑)。

 えーっ!?

外山 そこで初めて会って、まあそれ1度きりだけどね。その時も思ったけど、とにかく自分のつまんない運動のアピール以外に話すことが何もない人なんです。
 当然、絓さんや千坂さんと議論がかみ合うわけがなく(笑)、だけど学生がバカでしょ。絓さんや千坂さんの話は並の東大生……どころか東大教授にも理解できないわけで、そんなの地方のポンコツ芸大の学生に理解されるわけないじゃん。一方、増山麗奈の話は、面白くないけど分かりやすいわけだよね。どうしても会場の雰囲気は“増山麗奈、優位”になっちゃうんだ。
 これはマズいと思って、ぼくがものすごく頑張って、何とか両者の議論をつなげようと、それはそれはもう本当に苦労したんです(笑)。

 至難の業でしょう(笑)。

外山 ぼくももちろん成功しなかったけど、じゃあそんなことをぼくよりちゃんとやれる人間が他に存在するかというと、いないと思う(笑)。

  あの千坂恭二氏が無口な人に!?

東野 絓さん・千坂さんがプイッと……。

外山 そうそう。増山麗奈が話し始めた途端、「こいつはバカだ」と瞬時に判断して、完全にソッポを向いちゃった。
 これはマズい、と。プンスカすること自体は、増山麗奈がバカすぎるんで当然なんだけど、構図的にマズいじゃん。バカそうだけどまだ若くてちょっと美人でキャピキャピ云ってる増山麗奈に、難しげなことを云う全共闘オヤジが愚痴めいたヤジを時折挟むような展開になってきて、それはどうしたって今どきの若者たちは絓さんや千坂さんの方に反感を持つよね。
 だからぼくが何とかして、「まあまあ絓さん、千坂さん、そうお怒りにならずに……」ってなだめつつ、増山麗奈に、「このお2人がさっきから云ってるのは、つまりこういうことなんですよ。どう思います?」ってバカにも分かるように翻訳したり、めっちゃ大変でしたよ(笑)。

東野 ぼくもそのイベントには行ったんですが(我々団への入党以前の滋賀県民時代)、増山麗奈に流れを持っていかれそうだったというより、そもそも“流れ”そのものが存在しませんでしたよ。議論の流れとかお構いなしに、ただ増山麗奈がつまらんことをベラベラ喋り散らしてた。

外山 うん、まあ、そうでしたね。

東野 他の人が何を云ってるかに関係なく、自分の活動のアピールをして、「そういう話はもういいよ」ってウンザリしました。

外山 それは東野君だからそう思うのであって、フツーの学生たちは、そもそも絓さん・千坂さんの云ってる内容は徹頭徹尾、分かんないんだからさ(笑)。どんなに面白くなくたって、まだ意味は分かる増山麗奈の方が、そりゃ面白くないから大半は退屈するだろうけど、もしかしたらごく少数には訴求するかもしれない。だけど絓さん・千坂さんは東野君と主催の松山君以外の来場者に訴求しうる可能性はゼロだもん(笑)。

東野 イベントとして成立してなかった。

外山 そのとおりです。増山麗奈1人のせいで(笑)。

東野 あの千坂さんが、途中から完全に沈黙してしまいましたからね(笑)。

外山 うん、極めて稀なこと(笑)。

 へーっ!

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“選挙に行こう!”運動を叩き潰すための作戦会議・その3

外山恒一

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外山恒一
革命家。マルクス主義、アナキズムを経て03年よりファシスト。福岡市在住。九州ファシスト党〈我々団〉総統。サイト「外山恒一と我々団」(link: http://bit.ly/1wp0Ggi)