教養強化合宿・完全再現 ②立花隆『中核vs革マル』上巻(その24)

 【外山恒一の「note」コンテンツ一覧】

 【教養強化合宿では10日間で4冊のテキストを消化します。この〝実況版〟の内容を本当に〝身になる〟ものとするには、その4冊のテキストを入手して、並行して読む必要があります。ただし、4冊のうち唯一のオリジナル・テキストである『マルクス主義入門』は市販されておらず、noteで別途購入していただかなければなりません。他の3冊は、立花隆『中核vs革マル』上巻(講談社文庫)、笠井潔『ユートピアの冒険』(毎日新聞社)、絓秀実『1968年』(ちくま新書)です。『ユートピアの冒険』は現在入手困難ですが、図書館にはわりとあります。それらをあらかじめ読んでから〝実況版〟に進むのではなく、〝実況版〟の中で適宜、「では第何章第何節を読んでください」的な指示が入りますので、〝身になる〟ものとしたければ、素直に指示に従ってください

 「その23」から続く〉
 〈全体の構成は「もくじ」参照〉
 ※テキスト(立花隆『中核vs革マル』上巻)を入手した上で臨んでください。

 第1章・第3節「マル学同の登場と全学連の分裂」を各自黙読してください。

 (「マル学同の登場と全学連の分裂」黙読タイム)

 冒頭にあるとおり、前節と同じく〝60年安保闘争〟期の話が続いてます。前節では60年安保闘争の主役だったブントのほうに焦点を当てたけど、あくまでも『中核vs革マル』って本なので、じゃあその同じ時期、この本の主役ではあるけれども60年安保闘争では脇役だった革共同はどう動いてたのか、説明するパートです。

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