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とやま生協こしひかり【今月のピックアップ商品】

毎日食べるものだから、安心できる富山の米を

4月1回からデビューした、とやま生協プライベートブランド商品「とやま生協 こしひかり」。試食会やパッケージデザインの投票が行われ、組合員の声をもとに開発された商品です。生産者(株)クボタファーム紅農友会の山口さんに栽培のこだわりをお聞きしました。


とやま生協こしひかり、新登場

2024年4月、とやま生協のプライベートブランド商品に「とやま生協 こしひかり」が仲間入りしました。オリジナル商品として米を取り扱うのは、「お求めやすい価格で提供することで、品質の良い富山県の米を食べる習慣をつけてほしい」という思いから。

昨年夏には各地域で試食会を行い、330名の組合員が候補となったコシヒカリを食べ比べて、「甘み」「香り」で最も高い評価となった米が商品として選ばれました。


スマート農業で米の品質、安全を徹底管理

このコシヒカリを生産している㈱クボタファーム紅農友会は、高岡市佐野を中心に150ヘクタールの圃場で米や野菜、小麦などを栽培。庄川の伏流水が流れる水の豊かな土地柄を活かし、おいしい米が育てられています。

何よりもこだわっているのは「消費者が安全に食べられる米を作る」こと。農機メーカーの㈱クボタの技術や機器を取り入れたスマート農業が、食の安全の追求に強く結びついています。

スマート農業の中でも、「力を入れているのはKSASという圃場管理システムの活用」だと山口さんは語ります。

KSASとは作業日誌を付けることにより、どの田んぼでどんな作業がどの程度進んでいるかをデータで管理するシステム。水温や水位、使用した農薬・除草剤、防虫剤の種類や散布時期のほか、収穫した米の食味まで細かく把握できます。そのデータをもとに、適切な時期を見極めて農薬の使用を最小限に抑えたり、収穫した米の状態から栽培環境を見直して品質向上につなげたりすることに活用されています。

「米袋一つひとつに番号が振ってあり、番号からその米がどこの田んぼで作られたものなのか辿ることができます。万が一商品に異常があっても、原因追求がきちんとでき、生産者としての責任を果たすことができます」と山口さん。

㈱クボタファーム紅農友会は田んぼの状態や作業工程の管理を徹底することで、厳しい安全基準であるASIAGAP*を取得。信頼できる農場として世界的に認証されています。

*ASIAGAP…信頼できる農場と消費者を結ぶ認証制度。アジアの農業生産分野で唯一のGFSI承認の国際規格。


農業で地域の緑を守りたい

山口さんは農業を通して「地域の緑を守りたい」とおっしゃいます。放置された農地が問題となる中、㈱クボタファーム紅農友会は高齢化によって手放された地域の方の圃場も引き継ぐことで、圃場を年々拡大してきました。その背景には、米や野菜を作るだけでなく、地域の景観そのものを作っていくという想いがあります。

富山県のおいしい米を食べることが、地域の緑を守ることにもつながっていきます。こだわりのコシヒカリを、ぜひ味わってください。


「とやま生協こしひかり」はとやま生活協同組合のオリジナル商品です。
ご利用にはとやま生活協同組合への加入が必要です。



この記事はとやま生活協同組合の機関誌リアン2024年4月号に掲載した「今月のピックアップ商品」を転載したものです。
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