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新刊『イチから学ぶ将棋のロジック  三間飛車編』9月22日発売開始!

9月22日に新刊が発売開始となりました。

定跡書ではなく上達書

本書の大きな特徴は、「将棋のロジックを学ぶ」にあります。
三間飛車を戦法の中心に据えていますが、定跡書ではありません。
あくまで「上達書」なのです。

メインとなる対象は、初段を目指す級位者の大人の方です。
お子さんでも高学年以上なら理解できる内容だと思います。
そして初段以上の方でも、必ず学びがあるはずです。

上達書なので、三間飛車を指さない人でも参考になる内容です。
振り飛車党であれば必ず役に立ちますし、居飛車でも振り飛車でも将棋のロジックに大きな違いはありません。

上達を願う全てのファンの方の棋力向上の手助けになる、そんな一冊です。

各章の見どころ

3章に別れており、それぞれの章で大きなテーマがあります。

第1章:さばき
第2章:受け
第3章:形勢判断

第1章では、さばきを中心に「攻め」の概念を解説します。

第1章のテーマ図の一つです。
(各棋譜を4分割して、それぞれにテーマ図があります)
次の一手は何がいいでしょうか?

この図では角を成っているので、角のさばきに成功しています。
そして振り飛車でもっともさばきたい駒は飛車。
そこで飛車をさばくにはどうするのか?
そう考えれば正解手まで後少しです。

第2章では「受け」の概念を解説します。
第2図は第2章の一場面です。囲いを崩させない「守り」はなんでしょう。
(「守り」とは、「受け」における部分的な手段をさします)

ここで大切な概念は、「一手には一手」受ける、というもの。
いま相手が△1六歩ときたので、「一手には一手」の概念でいくと、
どんな手になるでしょうか?

第3章では形勢判断について解説します。特に飛車をさばいた直後の形勢判断が大きなテーマです。
(さばく=等価交換or侵入の状態をさす)

第3図は第3章で1ページを割いて解説している変化図です。
(重要な変化ごとにページを割いてジックリ解説しています)

もし▲7四同飛とすれば飛車交換になります。
果たしてその時の形勢は?有利?不利?

ここで大切なのは、正解に対するロジックです。
ロジックさえしっかりしていれば、正解手は簡単ですし、違う場面でも応用がきくことでしょう。

正解
第1図・・・▲7六飛(飛車をさばく)
第2図・・・▲1八歩(四段目の歩に対して二段目から受ける)
第3図・・・先手有利(さばきあった後の状況がいい)

いかがだったでしょうか。

最後に「まえがき」から一部引用します。

上達を願うならば「自己流」でなく、将棋の正しいロジックに沿って駒を進めることが重要です。

『イチから学ぶ将棋のロジック 三間飛車編』「まえがき」より

この本で正しいロジックを学べば、必ずや上達につながるでしょう。
多くの方がこの本で棋力向上し、初段に到達できることを願っています。


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