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舞いあがれ。コトはそんなに簡単ではない。起業したから言えること。

MACHICOCOCAFEのお客様が少しづつ増えてきて純粋に嬉しい、戸屋です。
おはようございます。
メディア取材などもあり、地域の皆さんがお越しいただくようになりました。年配の方から町工場の方、ママさん、子供たちと老若男女、職業問わずいろんな方が来てくれます。ここ最近、お客様から聞こえてくるのは朝ドラの話。いよいよ最終回に近づいてきた朝ドラですが「あれほんま?」と聞かれることが多いので今日は考証の立場でその答えをお伝えしたいと思います。

みんなが気になる「誰がモデル?」

今回の朝ドラ、 NHKの取材関係者さんに聞いたところ100社以上の企業に取材されたとのこと。その話の中からストーリーを作り上げ、作品を仕上げておられます。「誰がモデル?」という声がたくさんありますが取材の中のお話しを総じて脚本にされているのでこの人!っていうことは言えない部分でもありますね。
各週に「考証」という人がいてそれぞれが自分たちの専門分野でアドバイスされています。3月以降のお話しは私も考証として参加させていただきました。それぞれの話で考証がいるからよりリアリティがある話になっているのだと思います。

みんなが突っ込む「起業から話がはやすぎじゃない?」

3月以降の話の進み方、めちゃくちゃ早いですよね。私もそれは思います。SNS界隈でもツッコミが結構入っていますが確かにそう。
「何の会社かわからない。」
「いきなりデザインしてプロでもないのに」
「アクセサリー作るんやったら専門に行くやろ」
見てたら面白いくらいツッコミが入ってましたwww

考証の立場からお話しさせていただきますと、
「コトはそんなに甘くない」です。
起業してからは必死です。それ以外の言葉はありません。
ちなみに、私の場合でお話しすると起業して1年半で早々に危機を迎えました。想い優先で起業したのでビジネスモデルが組み込めていなかったため、かなり大変でした。
そして、前職ではトップ2のポジションにいたのでそれと同じ感覚で会社を作り、社長になったので「あれ!?」ってことだらけで苦心惨憺しました。

みんなが気になる「それって実話?」

「舞いあがれ」はドラマであってドキュメンタリーではないので全てが実話ということではありません。フィクションです。
今回、私たちの事業と類似しているところは
・商品開発して販売する「モノづくりのマネジメントの仕事」
・アクセサリーの製造依頼を受けて量産化した「製造委託の仕事」
・モノづくりの習い事「リトルマイスター」
・企業向け研修
この辺りですね。
ドラマの中で商品開発されたランプは実際に製作しました。

ただ、多くのツッコミがあった通りで商品開発はこんなに簡単に進むものではありません。たくさんのプロセスを経て世に送り出されます。
そういう点でもドラマはフィクションなんですよね。

みんなが気になる「そんな早く進む!?」

ドラマのように順風満帆にスムーズにことは進みません。
あくまでドラマはドラマ。私たちが見ていても、そこはもうちょっと裏の話を入れて欲しいなぁと思うことがいくつもありました。
しかし、1日15分の短編ドラマ。そこを掘り下げるところまではいかないものです。
もし、3月以降の話を起業に焦点合わせてストーリーを展開するのであればそこだけで3ヶ月分くらいのボリュームになるかと思います。
そうなると「何のドラマやねん!」ってなってしまいますね。

起業した経験から言えること。

私が起業したのは2018年。今年で5年目です。この5年は紆余曲折、本当にいろんなことがあっての5年でした。
「東大阪の町工場をどうにかしなければ!」という想いでスタートして、
活動する中で見えてきたことがたくさんありました。
起業して1年半経ったときにはコロナが発生し、全てを見直す機会ができました。そのタイミングで東大阪という枠を外して
「製造業の未来を作るために何をすべきか」を考えるようになり、企業活性の究極の答えは「儲けさせること」と考えるようになりました。
この5年の間にはコロナもあり、仕事がゼロになるという大変な時期もあり、自分の想定外のことがたくさん起きました。
その中でもここまでやってこれているというは「人との繋がり」です。
きれいごとと言われればそうかも知れませんが、MACHICOCOの事業は人に支えられ、人に助けられ、人に応援いただいてここまで続いています。

商売はきれいごとだけでは成り立たない。
夢物語だけでは成り立たない。

きれいごとだけで始めたからこそ肌身に感じてやっています。
でも、きれいごとで始めたことで得るもの、財産がたくさんできたのも事実。それはこれからも増えていくと思います。
誰もやったことのない事業。だからこそ今だに聞かれます。
「何でご飯食べてるの?」
その答えはMACHICOCOに来ていただけたらわかると思います。

事業をゼロから立ち上げて、それを認知してもらう。
新しいことは新規性があっていいけれど、その反面、認知されるまでに時間がかかり、その良さを知ってもらうには相当な力が必要になります。
私が考える事業、必要とされないのであればきっとすでに会社はないと思います。誰かに必要とされているから5年目を迎えることができている、そう思っています。しかし、今後それが続くかどうかは自分たち次第。
今年6年目に入るMACHICOCO。まだまだチャレンジは続きます。



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