ブランドを破壊する3つの方法
おはようございます。シンです。本日は「ブランドを破壊する3つの方法」について。
①売れない時期に値下げする
値下げは一発アウトです。これはどんな形であれ絶対にやってはいけない。
なぜなら、自分たちの「価格」に正当性を保てなくなるから。
ブランドの価格はお客様に対する価値の「約束」でできています。商品の品質、パフォーマンス、そしてお客様が期待できる経験を価格で示している。
そんな中値下げを行うと、お客様がそのブランドに対して持っていた品質や価値の期待が損なわれ、ブランドイメージが低下する可能性が高い。
10万円の価値があると思って買ったものが、1ヶ月後に6万円で売られていたらどうですか?がっかりですよね。
僕も今年の2月頃、お店をオープンするために必要な備品を数十万円で購入しました。
2週間後、型番を確認するために再度サイトを確認すると、その備品は大幅に値下げされていた。。。
悲しすぎますよね…。
これくらい価値がある!と信じて買ったのにも関わらず、呆気なく大幅に値下げされていて本当にショックでした。
それ依頼、そこのブランドは二度と買わないと誓いました。
②品質向上よりも認知を先に広げる
次に、品質よりも認知が先に広がるのはとても危険で、ブランドを破壊する可能性が非常に高くなります。
品質が低いとファンは付きづらいですよね。一度来てくださったお客様は満足せず、二度目のご来店はない。
最初はオープン後の勢いで調子が良かったけど、次第に客足は遠のき、終いには広告などに頼ってしまう。よくある話です。
広告を出す時はそれなりの見た目やインパクトを目指すので品質の高い商品やサービスがあるようなイメージをお客様に伝えてしまう。
それを見たお客様がご来店され、また品質にがっかりし、来なくなる。
がっかりした内容は口コミによって地域に広がり、売れないブランドの完成。というパターンが意外に多い気がします。
なので、大事なのはまず品質をできるだけ高くするよう努力すること。
最初はあまり勢いがないかもしれないけど、全く問題ありません。地道にコツコツ、一人ひとりのお客様に真摯に向き合うことが一番重要。
一人のお客様に最大限満足していただくことで、次のお客様へのバトンが渡される。次のお客様にも最大限満足していただくことで、また次のお客様へバトンが渡される。
これが少しずつ広がり、価値のあるブランドができあがるのだと思います。
③一貫性のない施策を打つ
最後にお伝えするのは「一貫性のない施策を打つことでブランドは破壊される」ことについて。
昨日の投稿「信用されるブランドは一貫性のあるタッチポイントを持っている」に通ずるのですが、ブランドにとって最も大事なのは一貫性を保つことです。
「やすい、うまい、はやい」というコンセプトでオレンジ色の看板の牛丼屋は、そうであり続けなければならない。
「サードプレイス」というコンセプトでお客様にリラックスできる体験をお届けするコーヒー屋は、そうであり続けなければならない。
僕らは「ふらっと寄って、ほっとひと息」というコンセプトで至福のひとときを提供するフィナンシェ専門店なので、そうであり続けなければならない。
ブランドはコンセプトを中心に、少しずつ螺旋階段上に成長していくことが大切です。
隣の芝生は青く見えるもんですが、我慢して自分の階段を少しずつ着実に、上に向かって登ることに集中しなければならない。
凄く地味で、時間がかかるかもしれませんがこれ以外に良い方法はないと思います。
以上ブランドを破壊する3つの方法についてでした。
それでは良い1日を
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