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仕事には3つのステージがある

おはようございます。シンです。本日は「仕事には3つのステージがある」について。

仕事が楽しいと思っている方。仕事がつまらないと思っている方。世の中には色々な方がいます。この「楽しい」と「つまらない」の違いは、仕事の3つステージによるものだと僕は考えます。

ではどのようなステージがあるのか?一つずつ解説していきます。

まず、1つめのステージは「あまりみんながやりたがらない仕事を社会のためにやるステージ」です。ここでは「Mustステージ」と呼びましょう。2つ目のステージは「自分ができる仕事を社会のためにやるステージ」です。ここでは「Canステージ」と呼びましょう。そして最後は「自分のやりたい仕事を通して社会に貢献するステージ」です。ここでは「Wantステージ」と呼びましょう。

まずはMustステージについて。会社に入社したら、まずこのステージから始まります。知識もスキルも先輩に劣っている新入社員は、先輩の指示の通りに動くことがほとんどです。そしてその指示は基本的に「みんながやりたがらないすぐできる仕事」のことが多いです。

このステージでつまらないからやめる。という選択をする人も沢山いますが、すごくもったいない。なぜならみんながやりたがらない仕事に付加価値をつけると、これはこれは評価されるから。先輩にも、社会にも、両方から評価されます。

例えば、誰もやりたがらない「スーパーの業務用冷蔵庫を整理する」という仕事があったとしましょう。この荷物は一つ一つがとても重たい。そして寒い。周りのメンバーはぐちゃぐちゃに荷物を置くので、毎週誰かがリセットするか、非効率な状態のままになるかのどちらかです。

先輩から「毎週リセットしてください」と仕事を任せられたとします。あなたならどうしますか?毎週リセットをするだけの方は、Mustステージから抜け出すことは難しいです。

ではどうしたら良いか?

毎週リセットしなくても、自然と冷蔵庫が綺麗に使われる「仕組み」をつくることが重要です。これが僕の思う付加価値です。この付加価値をつけることができる人材は、先輩や社会からものすごく評価されます。そして、「彼に他の仕事を任せてみよう」という気持ちにさせます。

ここで、他の仕事を任せられたあなたは「Canステージ」に昇格です。前回の冷蔵庫のパフォーマンスを評価され、別の仕事を任せられました。このあたりであなたは少し仕事が楽しくなってきます。なぜなら、「人のために働くことで周りから感謝され、評価される経験」ができたからです。

次の「Canステージ」では、「少し難しいけど、あなたならできそうだな」という仕事を任せられます。例えば、「スーパーのスタッフのシフトを管理する」という仕事です。まずは前のシフト担当者から仕事を引き継ぎます。「お店のスタッフは30人で、内訳は社員が5人、アルバイトが25人」、「課題は全体のスタッフ数は足りているのに人手が足りていない曜日があり、社員の残業が多いこと」だとします。

あなたはまずお店が問題なく運営できるようにシフトを管理します。最初は先輩にサポートしてもらいながら。3ヶ月ほどたち、少し余裕ができてきました。さあ、ここからが勝負です。あなたは「付加価値」をつけるために何をすべきか考えます。そして課題である「曜日別の人員不足と残業」に目を向け、課題を解決しました。素晴らしい!

このあたりで、トップ(社長or店長)はあなたのことを「この人材は優秀だ」ということに気付きます。そして「この人材が好きなこと、やりたいこと」と「会社の課題」の共通点を探し、双方にとってとても価値のある「仕事」を任せてくれます。いよいよ「Wantステージ」に昇格です。

あなたのやりたい仕事が「店長としてスタッフを育成し、地域の方に愛されるお店をつくること」だとします。トップは間違いなくあなたにその仕事を任せるでしょう。なぜなら、あなたは一つひとつの仕事に「付加価値」をつけてくれるから。あなたに「好きな仕事」をしてもらうことで、会社の大成長に繋がるから。あなたは周りの人や社会のために自分の力・時間を最大限使う方だと気付いているから。

これが僕の考える仕事の3つのステージです。Mustステージはもちろん大変です。矛盾しています。辛いです。身体も痛いです。心も苦しいです。わかります。僕も何度もそういう仕事をしてきました。今でもこういう仕事は沢山しています。

ただ、このステージを乗り越えることができれば、仕事に対する価値観が変わってきます。

自分のアイディアが認められること、人の役に立つこと、そして社会から評価されること。これらが快感になり、仕事が楽しくなります。ワクワクしながら仕事をすることができます。

社会人になる前のあなたに、この話が届いたら嬉しいです。

最後に一つだけ補足します。いつになっっても「Mustステージ」はあります。部長になっても、社長になっても、やりたくない仕事は必ずあります。なのでそれすらも楽しめる「考え方」を持つことが一番重要かもしれません。

明日は「僕が考える本当の仕事とは?」について。それでは良い1日を!

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