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嗅覚が家出した件

あらすじ
COVID-19罹患してました。今はもう元気です
嗅覚だけ戻ってきませんでした。
これはこれで面白いので、上手くやっていこうと思います。

ついに来たぞCOVID-19

実際どんなもんだったか

ワクチン副反応みたいなダルさと、ちょっとした喉の痛みやら鼻の詰まりを感じた1日後、喉の痛みが激痛に進化したので検査したら陽性でした。
熱は微熱程度で、モデルナ副反応の発熱よりもかなり軽かったです。
(少し前にワクチン5回目を摂取してたのが良かったのかもしれません)

特に「喉の痛み」とは言うものの、細かく言うと
①鼻の奥の粘膜が変形して膨れ上がっている
②膨張して粘膜の血管が破けてる(なので少量ずつ頻繁に血が出てくる)
③飲み込み・息の吸い込みで痛む

①~③を総称して「痛い」と表現してる感じだったので、
喉・鼻風邪向けの風邪薬やら、のど飴、湿度の維持では効き目がなく、
解熱鎮痛剤で粘膜の腫れを収めて乗り切った感が強いです。
RPGで見慣れた中ボスに対して、弱点アイテムが効かないかのような困惑を覚えました…(色とか名前が違うボスに多いアレです

今はどうなの

主な症状は治まりました。
朝夕に咳き込んだり喘息めいた音を発したりしていますが、寒暖差によって引き起こされているようなので、ウイルス起因ではなさそうです。ただ、鼻も通るようになったハズなのですが、「におい」と「味」の感じ方がおかしいので、嗅覚がやられて戻って来てないようです。

嗅覚が家出 in 2023 晩秋

「味」は分かれど「風味」が居ない

「甘い」とか「辛い」とか「苦い」は感じられるので、思ったより
「自分がいま食べているモノ」に対する感覚があるのが意外でした
「塩味」が比較的はっきり感じられるので、調味料の有無が食事の満足感にかなりかかわってくるようになった気がします。塩は偉大。
反対にフルーツとかチョコなんかの「香料」起因の味がすべて抜け落ちているので、飴やグミは「甘みのある虚無」と化していて、何食べても一緒と化しています。

脱線しますがちょっと前にコンビニで売られていた「味のないアメ」が精度の高い「無味」だったんだなと思い知らされました。カンロはすごい。

ほーんのちょっと「いい匂い」がする。気がする

元々、枕元に「棒が刺さってるタイプのいい匂いのアレ」を置いてたので
寝起きと就寝時に嗅いでみると、1回目は遠くの方に「ユーカリ」っぽい匂いを感じます。2回目はもう何もわかりません。初恋の人のシャンプーの匂い思い出すレベルの精度しか多分今持ってないのだと思われます。

人混みの体臭とか生活臭の類が全く感じられないので、ある意味では快適ですが、自分の「ニオイ」が判別効かないので、結構な恐怖感があります。
気温は下がるので、そこまで事故る要因がなくなるのが救いか…

「コレが…義体化!」の感動

なんだかんだ書きましたが、サイバネ飯の追体験みたいな気持ちでいます。
あの漫画の「味覚が分からん」のエミュレートの上手さを再発見したので
まだお読みでない方は是非。

この症状自体も「2週間ほどで改善に向かうことが多い」とのことなので
年明けくらいには何とかなってると思います。

まだまだ流行り病は猛威を振るっているので、皆様におかれましては予防策に抜かりのないよう、どうか健康で。それでは。

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