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今、特に「仮病」がやり辛いのでちょっと困っている件。

いくら身体が健やかで、人生が円滑であったとしても、「今日はちょっと仕事したり学校行く気分じゃねえなぁ」という日がやってくる。端的には「無理になってしまう日」とでも言うべきか。そして身体が健やかでなかったり、上手くいっていないサムシングが詰みあがっているときは、布団から起き上がるのも困難な「日本のいちばん虚無い(きょむい)日」とも呼べる日になることさえある。

皆さんはそんな時、どうやって「無理の日」をやり過ごしているだろうか。

自分は「「少し微熱が出ている」または「頭痛が収まらない」ことにして周囲に連絡を通し、1日中寝る」というパターンを採用している。経験則上「無理感」は睡眠が足りていない時に起こりやすいので割と寝ていれば治ることが多く、その意味では「体調不良」というのはあながち嘘でもない。次の出勤日までに
「いやー、風邪のひき始めだったみたいで温かくして寝たら治りましたわー、ご心配をおかけしました。もうシャッキリポンですわー」という雰囲気を醸し出しておけば、職場の大きな関心を買うこともなくうまい具合に復帰できるので、パターンを打つ頻度にだけ気を付ければいいだけのコスパ抜群な逃避手段だった。
(もちろんやりすぎれば産業医面談案件になる可能性があり、本当に忙しくて追いつめられている時期には別のやり方を用いた方が良い。首が締まる)

しかし、昨今、状況が変わってしまった。

「体調が良くない」というワードで緊張感が走る

会社、というか世の中に対してこれほどまでに「体調がよろしくないので…」というワードを出しづらくなるとは思わなかった。おまけに外出自粛やら突発的テレワークへの移行などが重なり、刻一刻と「無理の日」の到来が近づいているのも感じられる。というより、こんな文章を書いていること自体が「無理の日」を手渡しの家賃よろしく引き延ばしていこうという試みの一つなわけで、そんなこんなやっているうちに緊急事態宣言が出て、自宅勤務となって一安心かと思いきや、どうやら準備が間に合ってないせいでしばらく出勤しなければならないらしい。マジかよ弊社。

明日にでも「無理の日」がやってきて、布団から起き上がれなくなった場合、ほとんど誰もいなくなったオフィスに向けて「奥歯を食いしばったら割れたので歯医者に行きます」と、適度に脚色した理由を述べて円滑に切り抜けるべきなのか、はたまた「精神的に負荷がかかっているので今のうちに休みます」と正直に言うべきなのか。

とりあえず、その報告をするときにうっかり「咳を我慢しているような演技」を無意識にやらないように、今から練習をしておくしかない…


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