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リャマの着ぐるみは時間との戦い ~SCP-1545 リャマラブラリー製作ログその②~

前回までのあらすじ

リャマの着ぐるみはAmazonには売っていない。

明日から作れるHow to リャマの縫い方

世の中には、「クマの着ぐるみ」(主にダッ〇フィ)の型紙は数あれど、「リャマの着ぐるみ」の型紙というものは基本的に見つからないようになっています。たぶん、本当にないのでしょう。ディズニーキャラクター界隈におけるカリスマ・リャマの誕生が待たれますね。
今回はツナギ作業服を参考に、「足の生えたズタ袋」のようなものを2つ作成し、前足側の背中部に後足の頭部をドッキングさせる形で作成しました。

(参考にさせていただいた型紙サイトです。家のプリンタで刷れるのはとてもありがたい)

あと、今回「毛がミシンに詰まる恐れがある」ことから、縫製は全て手縫いで行いました。強度が心配ではありましたが、期間中大きく破けたりすることはなかったので、布を伸ばし気味に縫えば手縫いでも大丈夫です。

後ろ足部の着用感を兄に撮ってもらいました。曰く「まさしくローカル星人のボランティア軍」とのこと。彼が戸田奈津子氏に何かおもうところがあるのかもしれません。が、これは別の話。

こちらが前足側です。ローカル星人のボランティア軍ですね。彼が戸田奈津子氏に何を思うのかはともかくとして、一般的にこのネタのかぶせ方を「天丼」と呼称します。明日から使える豆知識ですね。
サイズ感は2つの写真で若干異なりますが、作っているものは同じです。
これを上手いことドッキングさせると「四つ足の着ぐるみ」になることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

リャマの頭を作ろう

そんなこんなしているうちに、イベントまでの残り時間が1週間となってしまいました。急いで頭を作ります。

頭の材料はコスプレ材料でおなじみのソフトボードを使います。が、
フィーリングで切って失敗したら在庫がないため、段ボールで大まかに形を作り、そこにサランラップを巻きつけ、切り取ったものを型紙にして切り取ります。写真がありませんが、この作業をしていたのが開催5日前くらいという事で余裕がなかったことがうかがえますね。お許しください。
出来上がった頭部はこんな感じ。

頭だけ見るとラクダに見えなくもありませんね。

と、ここで問題が持ち上がります。ニコニコ超会議の会場へ搬入物を送るには郵便事故防止などのために期限があり、この頭が完成した時点で宅配到着〆切が終わってしまっていたのです。本来ならもう完成品を送っているつもりだったのですが、現実はまだ頭と胴体がくっついてすらいません。

仕方がないので、「宿泊するホテルのロビーへ、頭と胴体が分離したままの状態のまま宅配で送る」ことにしました。時間配分が上手くいっていないときに肝心なのは諦めと柔軟性です。ホテルについてからリャマの胴体へ頭を接合すれば何とか間に合いそうです。長靴4足・オレンジツナギ2セットを詰めてヤマト宅急便の事業所に持ち込んだところ、サイズが160サイズで宅急便に出来るサイズギリギリの大きさという事も判明しました。
もし、160サイズを超えるとコンビニなどで送ることが難しくなるので、ギリギリに発送するときはなるべく下調べをしておくことも肝心ですね。

宣伝をしよう

発送が終わった時点で、Twitterに告知を乗せました。皆さんはもうお気づきかもしれませんが、この宣伝に乗ってる画像がイラストなのは「モノがまだできてない」ので言い逃れが利くようにイメージ図を乗せるしかなかったからです。ここのやり方は「もっと事前に・ちゃんとした宣伝を打つ」べきだったなと反省しています。

カタログに載せたサークルカットです。実験記録にリャマラブラリーが現れるSCP-1269「「ラマ」なら何でも即座にお届け!」(原題: Dial- a- Llama)という記事の画像を使いましたが、今考えるとややこしいですね。このサイズだと文字が読めますが、カタログでは文字を読むのは難しく、「なんだこれは」になってしまったのもまた反省です。


つづきます。

この記事内の文章と写真は、クリエイティブコモンズ
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SCP-1545「リャマ・ラブ・ラリー」(著者:Salman Corbette)
http://ja.scp-wiki.net/scp-1545
SCP-1269[
「ラマ」なら何でも即座にお届け!」(著者:Djoric)
http://ja.scp-wiki.net/scp-1296

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