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『社会の効率化のボーナス』としてのベーシックインカム

初版

そもそも、私は社会保障・所得保障ではなく、『社会の効率化のボーナス』として、ベーシックインカム(BI)を定義する。近い将来にやってくる「モノとサービスが満ち溢れる社会(=労働がなくなる社会)」に備えて、BIの支給を徐々に増やすべきと考えている。

ゆえに、既存の社会保障制度はそのままで、BIだけを追加する。MMTを見ると、財源は心配しなくてよい。ただし、インフレ率のウオッチは必要。(MMTの考え方を援用して、BIをすべし、なんて、MMTerには怒られそうだけど(^^;)

インフレ率が上がったら、BIは減らす。社会保障制度としてBIを見ると、とんでもない話だが、『社会の効率化のボーナス』と定義すれば、妥当と言える。

こうすることで、目下のところ、JGは労働者のセーフティーネットになり、BIには起業を促す効果があると思う。

税金については、BIも『社会の効率化のボーナス』ゆえに、通常の所得と同様に扱い、所得税を徴収すればいいと思う。そうすれば、低所得者層はそのまま手元に残るし、高所得者層はかなりの部分が徴税される。本来の目的とは異なるが、所得格差の影響を緩和する方法にもなると思う。所得税の最高税率は40%でしかないので、これを機に税率を上げてもいいとも思う。

三面等価から見たベーシックインカムの役割

官民ともに投資機会が減少した、ポスト資本主義社会では、政府が担う赤字(の一部?)をベーシックインカムとして配るのが望ましいのかもしれない。

実際の取扱について?


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想