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子供の頭痛薬について

本日日直を担当させていただきます茶畑裕子です。宜しくお願いいたします。私は現在、薬剤師として日日、大阪の薬局で働いております。本日は、子供の頭痛の薬の治療の現状について、皆様にお伝えしていきたいと思います。


近年コロナ渦もあってか不登校が急増しており、その中には朝からの頭痛で学校に行けないお子さんも増えているようです。そういうお子さんは、まず親御さんが病院に連れて行くのですが、実は病院での薬の治療というのはお子様の場合、本当に選択肢が少ないのが現状です。まず頭痛の原因が何なのか?というのを見てもらうのですが、原因がわからない場合、まず鎮痛剤が出されます。


しかし、お子さんでも使える鎮痛剤痛み止めというのは、今のところ実は1種類しかありません。


アセトアミノフェンという成分一つです。


でここで言う子供というのは、15歳未満を指します。ですので、14歳までは、このアセトアミノフェンという成分一択で、頑張ってもらうしかありません。他にどうしてもというときに、教科書的にはイブプロフェンというものを使われることもあるのですが、副作用の懸念や安全性のデータが少ないという理由で積極的に使われることはありません。


あと市販の薬でもいろいろありまして、ムヒ子供解熱鎮痛薬、小児用バファリンルナとか、いろいろ売られているのですが、成分はどれも同じです。体重によって飲む量が決まっているだけです。それに、対して大人15歳以上の鎮痛薬は成分だけで20種類ぐらいありまして、偏頭痛専用でも10種類ぐらいの成分があります。


大人の場合、これが効かなければ、これ!ということができますが、子供さんの場合は使える選択肢が成分的には1種類しかなく、これが効かなければ出来ることがなかなかないというのが現状です。「15歳になったらいろんな鎮痛薬が使えるからね」と言ってあげるだけでも少し楽になるかもしれません。しかもお子さんでも使えるアセトアミノフェンという成分は、ほかの鎮痛剤に比べて。鎮痛効果が弱いとされています。一日で飲める量も決まっています。また、10代で体重が大人になっても、必ず年齢で小児か大人が区別されます。ですので、子供の場合は、この成分が効かなければ行き詰まってしまうのです。


他に漢方薬という手もあります。ですが、日本の漢方薬は、もともと薄めだったり、漢方に精通している先生が少ないという現状もあって、なかなかうまくいかないようです。あと、頭痛の予防薬もありますが、脳に作用したり、結果に作用したりするもので、眠気、ふらつき、動悸などの副作用が出やすく、とても使いづらいです。


ですので、子供で薬が効かなくなったとき、本当に親子で困っていると思います。そこで、薬物医療以外の選択肢に「日だまりショット」が救世主になると思います。本当は薬の前に「日だまりショット」にたどり着ければいいのですが・・・・


昨年12月の合宿で伸ばバラやん先生の症例報告にも保健室のみいちゃん8歳ぐらいの女の子の症例がありました。頭痛で吐いてしまうということでしたが、しまいには周りに気を遣ってその吐いたものを自分でごくんと飲めるようになってしまったなってしまったという壮絶なお話でした。この子さんはバラやん先生のもとで頭痛が良くなったそうですが、それまでどれほど毎日が辛かったのでしょうか?

こういうお子さんが全国で待っていると思います。日だまりショットを早く習得し、全国に広げ、早く希望を届けていきましょう。