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詩「山と僕」

from 愛知県 蒲郡市 山並みを見上げる自宅デスクより


こんにちは。。
いつもnoteを読んでいただき
ありがとうございます。


今日は、詩を書いて見ました。
あなたのお盆休みが味わい深いもので
ありますように!


山と僕


太陽を背負い、
宇宙と繋がろう!
今日の気分はどうだい?と
山が言う


最高だよと
僕は答える
君も空に囲まれて嬉しそうだね
と言う


山は、
「まあね、じっと太陽の温度を感じて
この町に暖かさを届けているんだけど、
君たちは、どこかさみしそうだね」
と言った


僕は、
「やっぱりバレたか!そうなんだよ。
人は人と会わないと寂しいだよ。
でも、会うともっと寂しくなるんだよ」


山は、
「人間って難しいね」


僕は、
「うん、とっても厄介だよ。
だから、こうして山を見上げて、
空を仰ぎ見るんだよ」


山は、
「君の瞳から流れているものって何だい?」
と聞いた


僕は、
「涙っていうものなんだ。
君と同じようにじっと耐えていたから
急に流れ落ちてくることがあるんだよ」


山は、
「分かるよ!その気持ち!
なかなかいいとこあるじゃん!」
と言った。


山と僕は、微笑みあった。



日比大介