【子ども頭痛】頭痛のどん底からの大逆転!
その日、表参道にある「東京子ども頭痛」に
1人の少年がやってきた。小学五年生の男の子Kくんが
お母さんと一緒にやってきた
エレベーター前で、「待たせたね」「お~イキがいい少年だね~」
そんな会話から僕たちの友情は始まった。
彼は、友人に殴られてから頭痛がひどくなり、学校にも得意の体操クラブにもいけなくなっていました。お母さんから想いのこもった真剣なメールを頂戴した。
「なんとか息子を救ってください」
と切実な声が綴ってありました。
僕は、少年の顔をイメージした。
「どんな子かな?」「どんな心情かな?」
治療を受けると、彼は、
「まるで天国にいるみたい」
「気持ちいい」「もっとやって欲しい」と素直な感想をくれました。
Kくんは、体操では、オリンピックを目指すほど
素晴らしい才能の持ち主で、兄弟からも
慕われる優しさのある子でした。
「なんとかして大車輪を気持ちよくさせてあげたい」と思いました。
首の骨にタッチして、後頭部の硬直が緩んで行きました。背中の右に張りがあり、自律神経ラインにアプローチしました。
みるみるうちに、Kくんは、頭痛がなくなって行きました。治療院に来るたびに、ひょうきん度が増し、楽しみに通ってくれました。通院2週間で体操に復帰できるようになり、下のような感想をお母さんよりいただきました。
——————下記お母さんメール引用ーーーーーーーー
「日曜日は体操を休まず三時間でき怪我後初めて大車輪ができ頭痛がなかったそうで、一日頭痛なしでした。月曜は夜の体操時のみ、連続回転するものを続けて行うと痛くて15分位休憩したようですが改善し、最後までお行えたそうです。
雨でしたがあまり天気に左右されず過ごせていました。日曜・月曜は体操がまた楽めた事がとても嬉しかったそうです。「すごいね、日比先生の言うとおりだ~」とKが言っていました。
ーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーー
そして・・・・治療1ヶ月後に体操の試合に出場することができました。Kくんは、見事総合2位、跳馬では1位を獲得しました。これには、僕もびっくりしました。
ーーーーーー下記お母さんメール引用ーーーーー
お陰様で、試合には無事に出場できました。風邪を引きアクシデントもありましたが、何とか床も出場でき、高学年総合2位という結果でした。体力不足と練習不足は感じる内容だったことはありますが、2カ月体操を休み自信を無くしていたと思いますので、2週間でここまで取り戻せたというのは、本人また体操ができるという手ごたえと自信になる1試合になったと思います。
ーーーーーー引用ーーーーーーーーーーーーーーーー
それから今日まで頭痛は、全く出ていません。
頭痛をきっかけに僕が、Kくんと出会うことができました。
日本の未来を背負う少年と出会うことができました。
「オリンピックまで支えていくからね」とKくんと握手しました。
僕たちの友情は永遠です。
僕は、子どもを治療するたびに思う。
もっと広めなきゃ!もっと知ってもらおう!
まだ布団のなかでもがく少年少女がいっぱいいる。
手を貸してくれ!
永遠の少年
日比大介