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頭痛改善のための「日だまり呼吸法」を紹介します。

頭痛の人は上気している人が多いです。

頭痛持ちの人の傾向を調べていくと、統計的に気を使う人が多いです。無神経の逆ですね。自分のことを後回しにしてしまう世にいう「いい人」です。そして、自分を責めてしまい、頭の中をクヨクヨ虫やイライラ虫がいっぱい沸いている状況をよく目にします。今日の新規の子育てママさんの頭痛の原因もそんなところにありました。そして、頭痛患者さんのほとんどが息が浅いのです。呼吸が少ししかしてないのです。「よくこの謙虚な呼吸で生きてきたな!」とびっくりします。これは、日だまりショットを施術する前に検査で呼吸チェックがあるのですが、見事に鼻呼吸で浅い呼吸です。これは、背中周り(自律神経の走る経路)が固まっていることと、浅い呼吸がクセになっているからです。

空気は無料なのに、呼吸が浅くてはもったいないです。

現代人は、頭で考えて計算して人生を生きている人が多いです。昔の言葉で怒ることを「腹が立つ」という言葉がありましたが、現代では、「頭にくる!」「ムカつく!」とか「切れる!」という頭の言葉に変化しています。そのようにいかに頭を使って生活しているかがよくわかります。情報化社会、ネット社会、AI化などが進み、現代人の頭脳がどんどん高速回転になっています。あなたは、ついていけていますでしょうか?

子育て、ママ友、主人のこと、仕事、ローン、将来のこと、姑のグチ・・・考えることがいっぱいです。

頭痛を治すには、気を下に下げることが重要です。

頭ばっかりで考える生活をしていると「煮詰まってきます。」煮詰まるとは、頭に血が上って思考が止まってしまう状態のことです。気詰まりを起こして、のぼせを起こします。血液がずっと頭に行きっぱなしなので、東洋医学でいう「下虚上実(かきょじょうじつ)」という体の状態になります。健康な人は、「上虚下実(じょうきょかじつ)」という気が体の中心の丹田にある状態です。頭や気ばっかり使っている人は、下虚上実になっています。頭痛やめまいが起こりやすいのです。頭痛を改善していくには、頭に上がった血液を下に戻してあげることが重要です。

頭痛改善のための「日だまり呼吸法」のススメ

頭痛を改善するための呼吸法として、日だまり呼吸法をオススメします。これは、座位でも、寝た姿勢でもいいので深い呼吸を日だまりの縁側でくつろいでいるシーンを思い浮かべて行います。呼吸法で大事なのは、深い呼吸をゆっくりすることとイメージです。人間は、想像力を持っています。例えば、川のせせらぎを想像することもできますし、ディズニーランドで遊んでいるシーンを想像することもできます。会社の上司の嫌な顔も想像することができます。


日だまり呼吸法は、イメージ法です。あたたかい春の日に森林の「日だまり」に当たっているような、表参道のカフェテラスでゆったりとした時間が流れていることを想像しながら、深呼吸を行いましょう。

忙しい毎日の中で、日だまりの風景を思い出してみましょう。

深呼吸のやり方は、腹式呼吸で行います。

1)ゆっくり鼻から息を吸い込みます。
お腹に2秒でお腹にす〜っと吸い込みます。

2)ゆっくりお腹を凹ませながら
口から5秒で吐き切ります。

1と2を目を閉じて「日だまりのシーン」をイメージして1分間繰り返して行ってください。頭にのぼった気血が下に降りてきて丹田に収まっていきます。そうすると、頭がす〜っと軽くなっていることに気づくことだと思います。この効果は、
頭痛のみならず、自律神経を整えるためにとても効果バツグンです。ぜひ、1日の始まりと終わりに実践されることをオススメします。

では、あなたの頭痛が1日も早く良くなることを心より願っております。


D.H.