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わたしと母はウマが合わない

わたしと母はウマが合わない
そして妹と母はウマが合う

母はわたしの
繊細すぎて神経質で、
病弱でコミュ障で学校でうまくやれなくて
真面目すぎて融通がきかなくて
でも内弁慶で家では強気で
正論で母を論破するところを嫌っていた
(母は強く言われると
うまく反論できないタイプの人だった)

反対に、妹のこだわりすぎず
なんでも適当にこなせて
お友だちも多くて面白くてユーモアがあって
母の機嫌をとって
進んでお手伝いするところが
可愛かったのだと思う
(そりゃそうだ)

わたしは母が時々言う
「妹のように適当になれたらいいのにね」
という言葉に傷ついたし

母に平等に愛を注いでほしかった

妹のようにならなければならないと
無意識に思って今まで生きてきた

でも今朝ふと思ったんだ

嫌いなもんは嫌いでしょうがなくない?
嫌いなものを無理して好きになれったって
無理だよね!?

それがたとえ母親であっても
我が子であっても
相性の合う合わないってある

相性が合わなくて、とても残念だけど
それは母のせいでもわたしのせいでもない

仕方ないことなんだ

って腑に落ちた

わたしだって母が母親じゃなければ
絶対に関わりたくないタイプの人だもの

できないことを責めるなんて
意味がないこと

ただそういうもんなんだって
受け入れられると楽だよね〜

こんなふうに育ったから
わたしは妹に対するコンプレックスが
相当あるみたい

母はわたしの前では妹を褒め
妹の前ではわたしを褒める人だったので
(そして絶対に本人には言わない)
おそらくお互いに強いコンプレックスを抱えて
大人になってる

その証拠に。わたしは大人になって
妹が得意なことをがんばってきたし
妹のようにおおらかに適当になろうと
努力してきた(努力する時点で間違ってる)

子供にスポーツをやらせてきたのも
妹の影響だ(わたしはお勉強が得意で
極度の運動音痴)

反対に妹は
わたしが得意だったピアノと勉強を
自分のむすめに一生懸命にやらせている
(妹は勉強はからっきしだったし(不良)
ピアノはすぐにやめた)

わたしたちはお互いに憎み合っていて
でもお互いに憧れている
ちょうど「異国日記」の姉妹のように

そんな荷物もそろそろ下ろしていきたいな

わたしはわたし
妹は妹

それぞれ別の人間だもの

ただ違うだけ

どっちが良くてどっちが悪いなんて
ないのだから‥‥

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