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【気まぐれエッセイ】今度こそ、一歩前へ

肝心なところで
一歩前へ出られるか
一歩後へ引いてしまうか。


そのたった二歩の差は
人生を大きく変えてしまう。


いつからだろう。
私は無意識のうちに、一歩引いてきた。幼い頃は、一歩前に出る力を確かに持っていたのに。

いつの間にか私は、途中まで全力で頑張るのに、なぜか、ここぞというときに力を緩めてしまうようになった。


どうしてだろう。
私は一体、何を怖がっているんだろう?


ベタなこと言うようだけど、やっぱり、本気の本気を出してダメだったときのダメージを、回避しようとしているのだろうか。

そんな気もしないでもないけど、「その通りだ」とまでは思わない。


じゃあなんだろう。


私が肝心なときに力を出し切れない理由……。


今度こそ全力でやり遂げたいことがあるから、私はしっかり自分と向き合ってみた。


そして気づいた。

たぶん私が手加減してしまうのは、完璧主義が原因だ。

完璧主義ならやり遂げそうなものだけど、完璧主義だからこそ、やってもやっても粗が見つかり嫌になって、終いにはすべてを投げ出したくなるんだ。高みを目指すほど自分の欠点が気になるし、突き詰め始めるとノイローゼになりそうになるから。だからきっと自己防衛本能が、『面倒くさい』という感覚を私に与えたのだと思う。いい加減でいいんだよって、自分を守るためにさ。


だけど『私、本当はもっと出来るのに』なんて、いつまでも言っていられない。そんなことを言い続けて本気出さないまま人生終わりたくないもの。


私には、数か月後にどうしても成し遂げたいことが2つある。せっかく勇気を出して掴んだチャンス、しかもそれだけではどうにもならない縁や運にも恵まれて頂いた好機なんだ。



そのために私は、ここ数ヶ月、『いぃぃぃぃぃっ』となりそうな自分と向き合いながら、地道に鍛錬を積んでいる。完璧主義を武器にすべく、丁寧に基礎を積み重ねているのだ。



私、今度こそ、一歩前へ出る。





幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。