【気まぐれエッセイ】弱さの分だけ欲しいもの
強くなりたい。
強く、強くなりたい。
中高生の頃、何度日記に書いただろう。
そんなに肩肘張らなくてもいいやと、やっと思えるようになった30代の今、それでもやっぱり、何かある度に思うよ。
強くなりたいって。
だけどね、大人になって、こうも思うようになった。
弱さの分だけ可愛く在りたい。
可愛げのない弱さは、私に1ミリだって幸せをくれなかったんだもの。
"強さ"と、そして"弱さを補えるだけの可愛げ"があれば、強靭なだけじゃなく、もっとしなやかにこの世界を渡っていけるでしょう?
誰かの弱さは、別の誰かに役割を与える。
私の弱さが、きっと誰かの役に立ち、ときには仕事になり、自尊心を育み、居場所を作る。
弱くてもいい。
「ありがとう」と、可愛く笑えたらそれでいい。
P.S.内面的な可愛さって意味ね。見た目も可愛いけりゃ、そりゃ言うことないけど 笑)
幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。