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【長距離列車】青春18きっぷ+αで大阪から函館を目指す

2021年末…

鉄道好きの私にとって最も貴重な時期、
年末年始休暇である。

このチャンスを活かして鉄道に乗りまくりたい…

「鉄道なんて移動手段じゃん」とか「長時間の乗車は苦痛だ」なんて思われる方もいらっしゃると思いますが、
乗り物に乗るという行為自体、人類にとって趣のある物ではないでしょうか。

例えばカッコいい車、爽快感のあるバイク、スリル満点ジェットコースターなどもそう。
乗り物に乗って楽しむという点では鉄道も同じはずである。

という訳で今回はまる3日間鉄道に乗りっぱなし!

普通列車で大阪から函館まで行ってみたいと思います!

旅の目的は"移動"です!

※緊急事態宣言などが発出されていない、感染者数が落ち着いている時期の記録です。

行程

■1日目 大阪〜米原〜大垣
     大垣〜豊橋〜浜松〜熱海
     熱海〜東京〜宇都宮

■2日目 宇都宮〜黒磯〜郡山
     郡山〜福島〜仙台
     仙台〜小牛田〜盛岡

■3日目 盛岡〜八戸〜新青森
     新青森〜新函館北斗(新幹線)
     新函館北斗〜函館

【1日目】いざ出発!目指は北の大地

出発地は某家電量販店がある大阪駅

12月某日とても早い朝

JR大阪駅にやって参りました。
早速青春18きっぷを購入したします。

みどりの発券口で購入できる18きっぷ

最もテンションが上がる瞬間です。
どこへでも行ける無敵感。なんだってやれる。

それでは、ぬるりと出発します!
まずは近畿と東海の境目の町、米原まで。

■大阪→米原 東海道本線

新快速225系

大阪から米原までは新快速にて移動します。
JR西日本が誇る怪物特急!
最高時速130km/hで、前を走る列車をごぼう抜きにしていきます。

こちらの新快速では大阪から米原まで約1時間半!
神戸〜大阪間、京都〜大阪間のいずれも30分程度と
京阪神間にお住まいの方の強い味方ですね!

近江鉄道の停車駅でもある米原駅

あらゆる景色を置き去りにするが如く爆走する新快速。楽しみながらの乗車はあっと言う間。
米原に到着です。

ここからはいよいよJR東海の管轄区間に攻め入ります。
列車の車両もガラリと変わる瞬間です。
その変化を楽しんでいきましょう!

■米原→大垣

JR東海 313系
米原〜大垣間の車窓から望む伊吹山


東海地方の玄関口 岐阜県大垣駅

大垣に到着しました!
ここ大垣は古くより城下町として栄え、現在も交通の要所としての役割を担っています。

大垣駅から徒歩10分程にある、町ののシンボル大垣城へ足を運ぶのもよろしいかと思います。

続日本100名城に選定されている大垣城

■大垣→豊橋

大垣からは名古屋を通り抜け一気に愛知県豊橋駅まで駆け抜けます。

三河国の中心地豊橋の街です

ここから先は大阪からの日帰り圏外だと思います。
ずいぶん遠くまで来た。ようやく旅らしくなって来た。

JR東海 213系
政令指定都市 浜松も休む事なく過ぎ去ります

浜松から先はいよいよ静岡区間に入ります。

この区間はロングシート車で長時間の移動となる為、青春18きっぷの難所と言われています。

しかしながら、景色がとても良い区間なので、個人的にはお気に入りの区間です。

静岡県県庁所在地 静岡市


観光客で賑わう熱海駅

静岡区間を楽勝で乗り切り、JR東日本の玄関口の熱海駅までやって参りました。

ここまで来ると関東圏の匂いがしてきます。

まだまだ行きますよ!一気に首都圏を抜けて宇都宮までいきますので!

東京駅 丸の内駅舎

この時点で夜になってしまいましたが、夜の丸の内駅舎はとても綺麗です。

夢追う人の目的地である東京駅も、今回は通過点。
北へ北へと足は向かいます。

■東京〜宇都宮

栃木県の県庁所在地 宇都宮

約12時間かけて栃木県の宇都宮まで来ました。
とても寒い!北関東の内陸に位置するので、底冷えが激しいようです。

今日はこの街で一泊したいと思います。

1日目の移動距離は670kmでした。

【2日目】駆け上れ!白銀の東北地方

朝の宇都宮駅 この時点では良い天気だが…

2日目の朝です!ホテルの枕が合わず殆ど眠れませんでした!

明け方までニュースを見ていましたが、この日は記録的な寒波が到来との事。

昨日通って来た大阪〜名古屋間は全線雪の影響で不通。

この先の行程が危ぶまれます。よりによってこんな日に東北、北海道とは…

とにかく北上しましょう!

関東地方最北の黒磯駅
今旅初の雪化粧

この辺りで相当雪深くなって来ました。
テンションが上がりますね!

東北地方の政令指定都市 仙台
特急ひたち 常磐線を駆け抜けて
雪は積もっていない仙台駅

仙台に到着です。
この辺りは太平洋側ということもあり、雪は積もっておらず。
しかし、めちゃくちゃ寒い!既に気温はマイナスでした!
関西育ちの私には堪えすぎます!

さあ、さらに北上しましょう。

東北おなじみ701系 雪化粧ならぬ氷化粧ですか
小牛田駅 路面凍結どころではない

宮城県小牛田駅に到着です。
このあたりまで来ると流石に別世界ですね。
雪国育ちではない私は圧倒されます。

通常の靴では歩くのが厳しくなってまいりました。

東北本線の終点 盛岡駅

本日の宿泊地、盛岡駅に到着。本日はこの街に一泊します。

大雪が心配されましたが、太平洋側を進んできた為、大きな影響は受けずに済みました。

2日目の移動距離 425km

【3日目】さらば本州!海底で繋がる青と函

スニーカーでは歩けません

3日間の朝、盛岡です。
ホテルから駅までの間、何度も滑って転んでしまいました。

地元の方を見ると、スノーブーツやトレッキングシューズなどを履かれていました。

正直舐めていたので、しっかり反省して次回に活かしたいと思います。

JR東北本線は盛岡で終わり。
この先八戸方面は第三セクター機関ですので青春18きっぷでは乗車できません。

なので、JR花輪線で秋田県へ抜け青森方面を目指します。

※花輪線に入るまでの盛岡駅から好摩駅までは第三者セクター区間のため、その区間分の乗車券を別途購入する必要があります。

八幡平は百名山にも選ばれている
花輪線の車窓から


発車メロディーは津軽じょんがら節

青森県弘前駅までやって参りました。

ついに大雪に遭遇です。

東北地方お馴染みの701系は雪がよく似合う


青森名物りんごジュース自販機 どれにする?



新青森駅まできました。

ここから新函館北斗まで新幹線を利用します。

従来は18きっぷオプション券を購入後、在来線で奥津軽いまべつ駅まで行ってそこから新幹線というルートになるかと思います。

しかし雪の影響などで在来線が危なそうなので、
万全を期して今回は新青森から新幹線に乗りたいと思います。(新青森〜新函館北斗間の乗車券+特急券を別途購入)

初乗車の北海道新幹線
見るからに早そう

JR東日本の新幹線車両はカラフルで子供達にも大人気ですよね!西日本や九州とは、また違った趣があります!


それではそろそろ本州とお別れしたいと思います。
北海道新幹線はこの先、青函トンネルに入って行きます。トンネルを抜けると、そこもう北の大地。

【到着】

【北海道の玄関口】内定している新函館北斗駅

約1時間程で新函館北斗駅に到着です。

北海道新幹線はここで終点となりますが、この先札幌までの延伸が決定しており、2030年度開業予定です。

いずれ乗られせてもらう時が来るでしょう。
その時はよろしくお願いいたします!


ここまで来るとゴールは目と鼻の先。
とても名残惜しいですが、今旅の最終列車に乗りたいと思います。

新函館北斗駅と函館駅を結ぶ【はこだてライナー】

最後の車窓を楽しみながら、


遂にゴール!函館駅に到着です!

良い事がとても多かった3日間でした!


最後に

私は何をしに函館まで来たのでしょうか?

そういえば目的は決めていませんでした。

いや、初めに旅の目的は"移動"ですと書いていますね。

多種多様な鉄道車両、魅力的な街並み、車窓からの風景。
見たこと経験した事、全て大切に胸の奥に仕舞い込んでおきたいと思おます。

しかし、気持ちは既に次の旅へ…

次は何処に行こうか。今から楽しみです。

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