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Apex Legends:詰めのいろは

バトロワFPS,Apex Legends をプレイする時によく聞く"詰め"について話す.詰めとは何か,詰めるとどうなるのか,詰め方,そういう基礎的な話をする.

"詰め方がよくわかってないんだよなぁ"と言っている人がいたので,ならば僕の知っている基礎の基礎を話そうという感じ.ただし,この基礎は基礎だけあって抽象度が高く,具体的な状況に対応させるのは時間がかかる.ただし基礎の処方箋がなければ実戦では使えない.なのでここで基礎を理解しよう.

詰めとは,詰めるとどうなるか

基礎の基礎から話すというなら,そもそも詰めとは何かを話しておこう.言葉の定義だ.

"詰め"とは相手との距離を縮める行動である.

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距離を縮め,詰めるとどうなるかというと,最終的に相手(か自分)の部隊が壊滅する.

相手との距離が近くなると,弾を当てやすくなる.また回復行動ができなくなる.回復アイテムを使い切られる前に射撃できるからだ.そして相手は距離を取るのが難しく,詰められてから逃げることはかなり難しい.つまり弾は当たるが回復も逃げることもできない.その結果ダウンが生まれ,部隊が壊滅する.

詰め方の基本的考え

距離を詰め,部隊の壊滅につながる"詰め"ではあるが,闇雲に距離を縮めようとしても大抵の場合はうまくいかない.

詰める時は相手がこちらを撃てない状況を作らねばならない.

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なぜなら詰める時は遮蔽のない場所,射線が通っている場所を通らねばならないからだ.詰められれば部隊が壊滅することがわかっているなら,当然相手は詰めるのを邪魔してくる.

逆に言えば,詰めようとした時,相手の邪魔が入らないような状況を作り出すことができれば,詰められるのだ.相手の邪魔が入らないようにするには自分たちが遮蔽のない場所を移動している時に行動できないようにすればいい.

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つまり"どうやって詰めるか"の方法は,ほとんどそのまま,"どうやって相手が撃てない状況を作るか"の方法である.

起点となる行動

では相手が撃てない状況,つまり詰めの起点となる状況をどうやって作るか.それがゲームメイクのうまさにつながるわけだが,ここでは基本的なことだけ例をあげよう.実戦ではこの組み合わせになることがほとんどだ.

・回復させる
・回避行動を取らせる
・アビリティを使う

ものすごくざっくりと分けるとこれらになる.当然"相手の弾を躱す"というのは入っていない.これをやると死ぬ.

個別にどうやってその状況を作るか話して行こう.

・回復させる

一番確実な詰めの起点は相手の回復行動だ.

バッテリーなら5秒,セルなら3秒×個数だけ相手が移動や射撃のできない状況が作れる.アーマーの回復より肉の回復は時間がかかり,肉の回復までさせると医療で8秒,注射で5秒も使わせることができる.

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よくApexのVCでの報告で"〇〇割った"や"肉に△入ってる"というのは相手がこのあと回復するということを見越した報告だ.割れたまま撃ち合うなら中距離でも落とせるが,回復するなら詰めの起点になる.

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もちろん,一人割ったからと言って詰めると残り二人から射撃されることはある.回復行動だけで詰めるなら三人全員に回復行動をさせなければならない.

・回避行動を取らせる

次に話すのは,最も作りやすい,相手の回避行動中だ.

回避行動とは射撃や投げ物を回避するために遮蔽に入ることだ.当然,遮蔽に入っている間は撃てないからその時間が詰めの起点になる.

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この回避行動は詰める相手に対してだけでなく,部隊全体の射線に対して回避行動を取る必要がある.つまり味方が射線を通して,その間に詰めるということが可能だ.

・アビリティを使う

今までの詰めの起点作りはレジェンドのピックに依らないものだった.しかしApex はレジェンド固有のアビリティがある.これも詰めの起点やその強化に使える.

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例えばレイスのポータル(+虚空)やジブの前ドーム,ホライゾンのブラックホールなどだ.

これを全部話そうとすると,レジェンドの使い方講座になってしまうので割愛する.

まとめ

・詰めるとは敵部隊との距離を縮めること
・詰めるとどちらかの部隊が壊滅する
・詰める最中に撃たれない状況を作らなければならない
・詰める起点の作り方の代表例は
>回復させる
>回避行動を取らせる
>アビリティを使う

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