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生きる理由が遠すぎて自分を見失いそう

承認欲求がバグってしまっているのか、はたまた復讐心によるものか、僕は誰かの特別になりたくてしょうがない。不特定多数にファンがいるような、インフルエンサーとかそういう類のものになりたい気持ちがここ数年強烈に強くなったような気がします。ゲームクリエイターである以上、自分のゲームで売れたいが基本にはありますが、酷い時はもう何でも良いからバズりたいまで堕ちかけるときすら有る始末。クリエイターを目指す時点で多かれ少なかれ顕示欲は有ったのだとは思いますが、ここまで成功に固執してはいなかったと思うんですけどね。

昔と決定的に違うのは、クリエイターとしての価値観なのかも知れません。以前なら僕が納得のする物が作れればそれで良いと思っていた。僕が、僕の才能だとか努力だとかを僕自身に示すことこそが僕がここに居て良い理由になっていました。
けれど、社会に出てみれば何てことは無い、世間に価値を示すことが絶対でした。もはや自分が納得するとかそんな話以前に、売れることが前提まで有ります。
勝つ事、売れること、人気になること、そこを突破して始めて僕の作品や僕自身を面白いと言えるかが決まるという事を嫌というほど思い知らされたのが社会人になってからの僕です。

だからこれは焦りなのでしょう。自分が思っているよりもずっとずっと、僕は無能で価値がなかった。これくらいで納得出来ると思っていた妥協点は遙か先に有ることを知ってしまった。そこに至る為には積み上げるしか無いと頭では分かっていても、それだけが生きる理由の僕には目標の遠さに自分を失う要因足り得るのです。


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