見出し画像

成功者の夢、幻想と認めたくない

成功者ってなんでしょうね?勉強が出来て出世街道を走る人?沢山の人が支持をしている、人気者のクリエイター?それとも自由に生きて、日々を明るく楽しく過ごしている人でしょうか?こんな時代ですから、誰だって一度くらいは勝ち組って奴になりたいと思うことはあるだろうと思うのですが、僕にはとんと想像がつかないのです。勝つってことが。皆何かしら苦しそうで、誰もが何かに抗っていて、何処にも幸せが落ちてない。そんな中で漠然と成功したいなんて叫んでみた所で、何の意味が有るのでしょうか?

多分、4年前の今くらいに就職が決まらないと泣いていた僕に聞けば、ゲーム会社で仕事をしている今の僕は成功者だと言うんじゃないかって思います。でも僕はまだ成功者とは言えない。まだ何も認めさせていないのだから、売れるゲームが作れたわけではないのだから、クリエイターとして成功できたとは言い難い。苦しい、寂しい、虚しい。僕だって成功したいと常々思っています。

でもインターネットで見る成功者像は僕には想像もつかないような物が有ったりして、そんな人達から見れば僕の苦悩は理解できないんだろうと思うと、こんな事どうでもいいんだろうかって気分になります。所詮僕は何者かに成るなんて有り得なくて、社会に認められること無く死んでいくのでしょうかね。だとしたら、何で僕は頑張ってるのでしょうか。苦しむ理由も意味も無く、ただ亡霊のように成功者を夢見て彷徨っているのが僕だと認めてしまえば只々惨めだから、必死に耳を塞いでいるのかも知れません。夢は叶わないから夢だと言うけれど、叶わないなんて知りたい人間は居ないのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?