見出し画像

聖園ミカに自分を重ねてしまった、気持ち悪いオタクの戯言

今回の記事にはメインストーリー「Vol3.エデン条約編」のネタバレが含まれます。あらかじめご了承下さい。


僕は聖園ミカというキャラクターが好きだ。何処が好きか、と言われるとひとことで答えるのが難しいキャラではあるのだが。だが、複雑な要素が絡まった一言では言い表せない魅力があると思います。元々、ブルアカに興味が湧いた大きな理由の一つだったのでエデン条約編はずっと楽しみにしたのですが、軽いネタバレ状態であったことを忘れさせるほどのストーリーでますます好きになりました。

可愛いと思うキャラクターは数多いけれど、ミカに対しての入れ込み具合はそれよりも一段階深いと思う。彼女は自分の過ちを持って疎外され、虐げられ、苦しんでいる。それが、僕にはどうしても共感してしまうのだ。ミカが、サオリに自分を重ねたように、彼女がサオリに救われてほしいと願ったように、僕はミカに救われてほしい。だって、そうじゃ無かったら僕はどうやって救われるというのだろうか。お話の中でくらい、せめてハッピーエンドに至って欲しいと思うことは間違ってるのだろうか。物語ですら救われないのなら、僕なんて絶対に幸せになれるわけ無いじゃないか。
ミカの必死の訴えが、頭の中の僕と結びついてしょうが無かった。全部自分のせいで、自分が犯した罪の報いで、何度も死にたくなって、苦しくてしょうが無くて、それが当然だと理解してて、毎日が苦しくて、どうしようもなくて。それでも。それでも幸せになりたい。幸せになれるわけないと理解していても、幸せを掴む勇気がないことを知っていても、幸福と救済を求めずにはいられない。必死に、泣きながら訴えるミカが、愛おしくて、自分と重なって、救いたくて、救ってほしくて。

ミカは、僕の希望なのだ。僕は自分勝手で、可愛くも無い。物語のヒロインじゃない。お姫様じゃない。分かっている。勝手に共感して、勝手に好意を持っている気持ち悪い外側の世界にいるオタクに過ぎない。だからこそ、僕は彼女が好きなのだ。彼女が幸せになれることが、僕が生きていい理由になる。幸せになっていいことの証明になる。

僕はミカが好きだ。どうか、自分勝手で優しい愛しのお姫様が、せめて幸せになれますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?