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僕は愛欲と暴力の怪物

僕の正気は誰が保証するのでしょうか?世界の正気は誰が保証するのでしょうか?
僕は化物です。僕は怪物です。正気じゃない。何処が、とか何が、とかは聞かないでください。僕自身、具体的な理由は何一つ出せないのですから。しかし、それでも僕は明らかに世間から乖離していることを実感していますし、グロテスクな人間性とも言えない胸の内は確かにあるので、やはり僕は本心を隠し通さなければならないという確信があるのです。他の人がどうかは知ったこっちゃない、ただ僕が「そうである」事自体を僕自身が認識している、というだけの話なのです。

暴力性と臆病さと、何より愛欲とが入り混じっているのです。取り憑かれているのです。表に出さないだけで、欲望が今にも破裂しそうになる。今にも、人間であることを忘れたケモノに成り下がりそうになるのです。


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