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『渋沢栄一と陽明学』を読んでいます。

陽明学
ブームの予感のあの人と
ともにブレイクしちゃうのかしら

紀々

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大学の卒論テーマは「現代に生きる陽明学」。
1998年あたりのこと。

もう20年も経ったのに、あらためて……
「現代にも」生きる陽明学だと実感してビックリ。

NHKの大河ドラマ「青天を衝け」のスタートで、渋沢栄一さんはまさに時の人。
私が学んだ陽明学は日本に来る前の時代、中国の陽明学なので、日本で広まった陽明学についてはただただワクワクしながら見ています。

ズバリなタイトルの本『渋沢栄一と陽明学』も、もう少しで読み終わり。

陽明学は、経営者・リーダー層にファンが多く、私も講演会では東洋哲学についての話も聞きたいと言われることも時々ありました。
私がはじめて陽明学を知ったのも、父が購読していた「プレジデント」の特集がきっかけ。

でも、陽明学は東洋哲学・東洋思想の中でもマイナーなジャンル。
しかも、東洋哲学は心理学や経済学などメジャーな学問とはちがって、気軽に学べるセミナーやクラスのようなものがほとんどありません。
触れる機会がとても少ないのですね。

ただでさえマイナーな哲学科の中でも、東洋哲学がある大学は限られていて、ある意味、ナゾに包まれた世界。

なので、例えば経営者の方々が好む雑誌「致知」を愛読しているリーダーからは、話を聞かせてほしいと言われることもたびたびでした。

コロナ禍で「いよいよ東洋哲学の出番かも」とこっそり思っていました。

ここにきて、もう「こっそり」ではすまされないぞ!と痛感。

陽明学は、現代にこそ力になれるもの。
勝手にそう思い、あらためて卒論も読んでいます。

陽明学の有名な言葉は、しばしば誤った解釈で広まってしまっていることがあります。
気になりつつ、なかなかしっかりお伝えする機会がないままきてしまいましたが、この本ではその点もバッチリ書かれていてうれしくなりました。

私も、私の視点で少しずつ陽明学の大好きな言葉をお伝えしていきたいと思います。

私が陽明学をテーマに選んだ理由のひとつが「励ましてくれる言葉」。
教えてくれる・導いてくれるというより「励ましてくれる学問」でした。(あくまでも私にとって)

なので、そんな励ましのバトンをひとつでも多く届けたい!と、勝手に聖火ランナーの気持ちで張り切っております。

というわけで、また次の記事で。

あした、転機になぁれ!



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