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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活11

■レンタル落ちCD磨きは歯磨き粉とメガネ拭き

CDが無い、売ってない、アッという間に無くなったのか?

小学生の頃、新聞紙を楕円形に丸めてシャツの肩ごしに。
アッという間に吉川晃司の肩幅で、モニカ歌う小学生が。
大人になったら絶対スーツ着るんだ!!と思いを馳せる。
結果的にスーツ着る様な仕事は、向いてませんでしたが。

吉川さんもどちらかと言えばテレビから流れてくる音楽。
幼少期にレコードやカセット買ってまでは聴いてなくて。

この肩幅に憧れて、、、

BOØWYとか集め出した直後のCOMPLEXでもありましたので、
ここにきて吉川さんもCD集めるかなぁ、と思ってた1989年頃。

冒頭の「CDが無い、全然売ってねぇ、、、」になる訳で。
モニカもラ・ヴィアンローズもユガラチャン!も聴けずで。
いつだってドキドキさ困りものだよNEWフェイスなもんで。

レンタル屋にもCDが無くダビング不可、友人達で聴いてる
人も居なくて中古CD屋巡りするも、全然売ってなーい全然。
あれ吉川晃司って本当は居ない人?幻?ってくらい見なくて。

オリジナルの音源が聴けないまま1990年の職場で色々判明。
先輩から聞くとレコード会社が1988年にベスト出して倒産。
実際はその後のライブアルバム?が出て無くなったみたい。

全然売ってなくて困っとる!COMPLEXが東芝から出てるし、
東芝EMIに再発してくれーと言って!なんていう無理難題を
当時の兄貴分で上司だった、あつ兄に懇願するも苦笑いされ。

しょうがないねぇ小僧は~と、あつ兄が私にCDくれまして。
デビューアルバムからCOMPLEX直前までのアルバムを全部!

営業の先輩も担当先のレンタル屋さんから、ダブついてる
ベスト盤「Beat Goes On」を1枚売ってもらってきたと!!

皆さんに身体で払います!ノーと言わない仕事をやります!
先輩達の優しさに感謝しつつ、仕事で感謝を返しますっ!!

ん?ちょいと待てよ??CDの盤面、凄い傷だらけじゃん!!

SMS時代のアルバムのみなさん

そう先輩がレンタル屋さんから買ってきてくれたベスト盤。
レンタル落ちだから、しょうがないんですけど傷だらけで。

気になって気になって、会社で扱っているサプライ商品から、
CDの盤面を綺麗にするコンパウンド的な商品を社販でゲット。
ある意味ハミガキ粉ですね、専用の拭き取りシートとともに。

仕事そっちのけ昼間から磨く盤面、中々綺麗にならない傷達。
その光景を見て唖然とするあつ兄、寄ってくる事務所の人達。

全体を均等に円を描きつつ、時には力強くそして時に優しく。
ゴシゴシ磨くこと約一時間、何とか綺麗な盤面になってって。

ねぇ~、、、ずっと何やってらっしゃるのでしょうかぁ~??

まぁ怒られましたよね、はい、当然ですよね仕事してないし。
ごめんなさい!それもこれも全てSMSレコードが悪いんです!

大体は歯磨き粉と眼鏡拭きがあればCD綺麗になりますけど、
これは私が勝手にやってるので皆様はマネしちゃ駄目よー。

■MODERN TIME/吉川晃司

CD持って無かったんですけど、何でかこの曲凄く好きでして。
アルバムのタイトルでもあり、シングルカットもされていて。

何かの雑誌で見かけたMODERN TIMEのアルバムジャケも良く。
あつ兄からCDもらった時は、結構このアルバムを聴いてまして。

Mis Fitから始まりロストチャイルドまで通して聴くのが凄く良く。

ここから布袋さんも参加しいる様子ですが、なんといっても
後藤次利さんのベースが凄くカッコよくてこりゃ惚れますわ。

いまだにその腕は衰えず、後藤次利さんカッコいい

私達の世代だとやっぱりおニャン子とかとんねるずとかかな、
秋元康さんとの黄金コンビというか、ポップス寄りというか。
でも超絶大好きなベーシストで今でも吉川さんとやってたり。

改めて初期SMSレコード時代のクレジットを確認すると衝撃で。
ギターのCharさんや今剛さん、YMOにも居た松武秀樹とかとか。
佐野元春さんや原田真二さんとか大沢誉志幸さんやNOBODYとか、
作家人の顔ぶれだけでも中々アイドルでの売り方じゃないじゃんと。

聴き易いシングル物だけじゃなくて、アルバム聴いておけばと。
後追いで聴いても色々な邦楽史的発見もある吉川さんでござい。

■男性アイドルから憧れのお兄さんに変わった1984年

田原の「た」野村の「の」近藤の「きん」、たのきん全力投球が
1983年に終わり、私の上の世代にあたるお姉さま方が悲しむ時期。

年明け早々、チェッカーズの「涙のリクエスト」に沸いた1984年。
その直後の2月に、茶の間へピンクのスーツで逆三角形なお兄さん。
サンクスサンクスモニカな兄さん、それまでのアイドルに無い?
スゲー肩幅でスゲーでっかくてクネクネ踊ってプールに落ちてく。

ジュリーなんかもドリフに出ていたり、男性もアイドル視されつつ
テレビで茶の間を沸かせた80年代前半、吉川さんやチェッカーズが
出てきてそれまでのナヨった(失礼)アイドルとは違い結構な衝撃。

それまでの異性に愛され同性にカッコいいと思われてたアイドルが、
こんな兄貴ほしい同性だけど素直にカッコいいと思わせてくれてて。
ただ好きな歌手というだけにあらず、同性としての憧れが芽生えて。

吉川さん音楽番組以外は出てなかったけど、チェッカーズは果敢に
とんねるずと一緒にコントやってて、ガキ大将的にカッコ良かった。

兄が欲しかった小学生な私に憧れがあったし、入社直後のあつ兄が
私を弟分的な感じで色々お世話して、社会人にしてくれた事に感謝。

いつ見てもカッコいい男は、昔からいい男なんだなぁと反省しきり。

カッコいい男はカッコいい男を知る、最後は吉川さんの歌うDAVID BOWIE。


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