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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活 4

■既婚姉さん私達を魅了する妹同伴真夏の雨とTHE ALFEE

当時の会社で入社当時、三名の女性社員がおりまして。
先に登場しているドジ娘さんが一番下で末っ子でして。
その上になんと年齢順で二名のお姉さまがおりまして。

今回は一番上(でも二十代)、既婚お姉さまのお話で。

髪は肩ごしのソバージュ(当時は猫も杓子もソバージュ)。
どんな状況でも落ち着きつつ、しっかりした佇まいでして。
二十代後半でも、兄様方から「姉さん」と呼び一目置かれ。
私のようなガキンチョじゃ、全く相手にならぬ大人の女性。

一人倉庫で黙々と仕事をこなしている私に「お疲れ!」と、
缶コーヒーを買ってきてくれたりして、「あ、あざす!」。
指を切ったときは、絆創膏を貼ってくれ「エ、エロス!」。
十代の心を眠らせない眠れない「人妻」なるパワーワード。

ドジっ娘さんと、ワタワタ且つバタバタと非効率に仕事進め、
何だか終わりの見えない状況を、遠くから見つめててくれた。
ガキンチョな私はいつも、大人な姉さんに迷惑かけてまして。
真剣な顔と笑った時のギャップに、ガラスの十代やられっぱ。

そんな高嶺の花な姉さんが、仕事中に声をかけてくれまして。

倉庫でアルフィー聴いてたら「アルフィー好き?私も大好きよ」と!
桜井さん坂崎さん高見沢さん聞きました?姉さんアルフィー好きと!

毎年、夏に開催される恒例のライブにも足蹴く通ってるらしく、
今年の夏一緒にライブ行く?妹一緒だけど良かったらどう?と。

断る理由が全く見当たらない約束ってあるんですね本当に。
即答で行きまーす宣言!妹さんいても全然かまいません!!

逆に私居ていいんですか?鉛色の魂がゴールドに代わる時!
「え?自分だけいく気?俺も行くけど!姉さん俺も行く!」
威勢の良い声が、、、私の同僚といいますか昔からの友人も
同じ会社で働いおり、こやつ姉さん好きっ子でございまして。

まぁまぁガラスの十代な私に、年上女性二人相手はキツイし。

過去ライブのチケット半券たち

果たしてそのライブの日はやってきた。

そんなこんなで妹さんと初顔合わせ、これまた可愛いショートカットで
幼げなのに佇まいが大人な感じ、姉さんに負けず劣らずでなんてこった
漫画の世界でもそうそうない美形姉妹!とダメ十代四人でTHE ALFEE!!

ウキウキとドキドキのライブはそれだけに終わらなかった。

なんとこの真夏の野外ライブ中に、大雨が降り注いだのだ。
当日みんなTシャツである、特に妹さんは白いTシャツで。
私の右隣にいた妹さん「凄い濡れちゃったねぇへへへ」と。
「そうですね」と横を向いた瞬間、笑顔と透けたTシャツ!

桜井さん坂崎さん高見沢さん、あの8月の雨を忘れません!

とにもかくにもガラスが砕け散りまくったダメダメな十代、
ライブ後、特に何かあったわけでもなく地元に戻って解散。
来年も行こうね!との約束と共にSee You Againなのである。

桜井さん坂崎さんタカミーありがとう、私にメリーアンを聴かせてくれて。
姉妹とディスタンス縮まらなかったけど、憧れのマリア→クリスティーナ。

■U.K. Breakfast/THE ALFEE

テレビから聴こえてくるメリーアンや星空のディスタンス。
SWEAT&TEARS+ff(フォルテシモ)の合体夜ヒットとかとか。
意識して好きというのではなく、テレビから聴こえる音楽。
その認識が変わったアルバム「U.K. Breakfast」(1987年)。

テレビで見てる華やかな感じでなく、ちょい暗い感じのジャケット。
カセットテープで購入してて、ずっとこのアルバムを聴いてまして。

因みにこの頃のアルバムって、収録時間の関係からなのかCDと
それ以外(レコード、カセットテープ)で、収録曲削られたり。
このアルバムも1~2曲CDより少なく、CDで買いなおしましたな。

私の中では今だに聴きますこのアルバム、本当にカッコいい曲ばかり。
星空のディスタンスやSWEAT&TEARSみたいな判り易い?曲は余りなく、
ちょい重ため暗めな曲調と、めちゃめちゃ明るい曲が少しのバランスで。

特にアルバム発売前に出てたシングルを全て入れてないので、
その前後のシングルも買っておかなきゃいけなかったのよね。

今年で50周年になるんでしょうか、ここまで長く活動していると、
聴き手側によって好みな年代とか色々とあるんだろうなぁと思い。

私は1983年のメリーアンから1994年頃までを、
CD購入しつつライブ行きつつで聴いてました。

そんな中でもやっぱり「U.K. Breakfast」愛こそすべてでございます。

■妄想 PONY CANYONとTHE ALFEE

正しくはキャニオン・レコードでしょうか。

80年代中盤、中学男子の虜だった、おニャン子クラブやとんねるず。
音源がキャニオンから出ててフジテレビ=ポニーキャニオンでした。

テレビで見て聴いて、CDやビデオを買ってのメディアミックス的な。
80年代のアルフィーもそんな感じで見て聴いて、CD買ってたような。

特にとんねるず兄さんは、我ら中学男子のカッコいいお兄さんでもあり、
テレビ見てラジオ聴いて、CDや本買ってと一通り見たり聴いたりしないと
その面白さに全くついていけなくなる先駆けだった人達だったような気が。

アルフィーも同じく出てるテレビ見て、CD買って毎年ライブ行って、
そんなこんなで色々な面白さが繋がるメディアミックスだった様な。
突然?出てきたBEAT BOYSとか、テレビ見てないと判らんかったし。

バンドとかユニットってよりも、テレビの中の歌の上手い人達と。
テレビとラジオ、レコード会社に出版社、一通り巡っていく事で、
そのアーティストやアイドルたちの良さや面白さを知らしめてく。

フジテレビ+ポニーキャニオン=中学生でも判るメディアミックス。
そこにまんまとハマりまくってった世代だったと今は特に思います。

メロディーも最高だし演奏上手いし、音も歌も凄く綺麗なのに
何でかアルフィーが好き!って言っただけで皆から敬遠されて。
70年代のフォーク期を経てシンセやエレキギターを用いたから?

フォークや歌謡曲な日本の音楽を経て単純なポップスにならず、
しっかりしたメロディーと、個々のハーモニーが極上な曲たち。
もうちょっと大人な皆さんにも評価してほしかったなぁと思う。

アルフィーは箱推しですが、やっぱり桜井さんにいつも昇天です。

スターダストメモリー、ハートブレイカー、木枯らしに抱かれて
タカミーのキョンキョン三部作もすんごく最高!でございまして。


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