見出し画像

和菓子と洋菓子、その違いは?

ワタシは生まれた時から「ケーキ屋の息子」で、洋菓子の中で育ち育てられてきました。以前はさほど気にならなかった「洋菓子」と「和菓子」の違い。

それが低糖質にこだわるようになってから、改めてその違いがわかるようになってきました。

昔から和菓子は材料の多くは水と空気などという方もいて、なるほどなあ。。。などと思っていたのですが、ここにきてもう一つ思い当たることが出てきました。

それは「和菓子」の材料はそのほとんどが植物由来であること。言ってみれば穀物と砂糖と豆類でしょうか。あんこはその代表で、例えようがないくらい美味しい。ですよね。

画像2

対して「洋菓子」はというと、動物性と植物性の材料を均等に使います。

例えばパウンドケーキは「バター」動物、「卵」動物、「砂糖」植物、「小麦粉」植物。これがいわゆる「ケーク」と呼ばれcakeの原型とされる洋菓子の一つです。パウンドケーキはこの材料を1ポンド(450g)ずつ合わせて作ることからその名前がついています。

画像1

低糖質にこだわるようになって気づいた!と書きましたが、そう「糖質」は全てと言っても過言ではないと思いますが、そのほとんどが植物由来。

なので実際「低糖質の和菓子」を作ろうとすると大変苦労します。😓

しかもワタシの住む金沢市は和菓子どころで洋菓子店のシェアはかなり低いんです。それもそのはず、年中和菓子を贈ったり食べたりする行事が続きます。

糖質の大きな特徴としてその「中毒性」がよく囁かれていますが、まさに気づかないうちに大なり小なりうっすら〜と糖質中毒。

その昔、日本では狩猟の合間に見つけた果物などを間食として食べていたそうですが、その名残で果物のことを「水菓子」と呼んだりします。また、せっかく見つけた果物は干したり加工したりして保存するようにもなりました。

画像3

とはいえ洋菓子も半分は砂糖や小麦を使うので、やはりこれらによりうっすら〜と中毒に。

肉や魚、卵では中毒になるという話は聞いたことがありませんね。そこそこ満足するといらなくなる。つまりブレーキがかかります。お腹いっぱいのライオンは目の前を獲物が通っても、全く襲わない。と聞いたこともありますが。

その和菓子も今ではネオ和菓子といって、洋菓子の素材を多く取り入れるようにもなりましたが。

日本ではお菓子と相まって「お茶」という独自の文化も起こり、脈々と続いています。まあ、お茶も植物だったりしますが。金沢や松江といった和菓子どころではお茶の文化も合わせて続いています。

ワタシの尊敬するケトン体で有名な産婦人科医も実は和菓子屋の長男坊。菓子屋は継がなかったけどね。と笑いながら、トウシツセイゲンにマイシンされていてちょっと笑えます。

画像4

和菓子の材料、そのほとんどが植物であるがゆえに、なかなかしぶとい。

もしかしたら、こっそり植物が仕掛けた「甘い罠」だったりして。。。

「和菓子」と「洋菓子」その違いは。。。皆さんお分かりいただけましたか〜。それではまた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?