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国民的疾患「虫歯」は歯磨きで本当に防げるのか?

さて今日はケーキ屋をはじめ菓子屋の職業病とも言われる虫歯について。

なにをかくそう生まれも育ちも、何と63年もお菓子屋として生きてきた私は、想像通り虫歯だらけ。
昔っから歯医者さんへは、しょっちゅう。
歯は穴ぼこだらけで、一年に一度や二度は歯の疼きに襲われていました。
それがなんと、気がついたらここ3年以上、歯が疼いた記憶がない。
周りには朝昼晩、物を食べると必ずブラッシング!という超真面目な人もいます。ズボラな私には真似できない。。。

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実は歯医者さんの数はコンビニより多いって知ってましたか?
2019年3月時点で歯医者さんは全国に68.756軒
それに対して、コンビニは全国で55.322店
それにしてもなんでこんなに歯医者さんが多いんでしょうか。
ドラッグストアでも歯磨きのコーナーはやたらと充実していますね

糖質制限を研究する歯科医師いわく
口の中の細菌が果糖を優先的に取り込んで酸を生成することで、虫歯になるとのことです。
果糖は反応性の高い糖で、糖化能力がブドウ糖の7倍もあるとされ、フルクトース特異的優先システムをもっている細菌や酵母菌が優先して取り込みます。

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果糖の比率の高いフルーツからお酒を作るのもこの性質を活かしたもの。なので、ブドウやリンゴはダントツでヤバイフルーツということもできます。

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発酵させて生まれ変わらせる〜。しかしまあ、美味しいですもんね。美味しい料理には欠かせないワイン。と言いながら、ワタシはハイボールか糖質オフビールとかの方が多いですが。。

虫歯ってイメージとしてバイキンが歯を文字通り「虫歯む」っていう感じを持ってしまいがち。

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糖質制限を推奨する歯科医はさらに「歯磨きに期待しない」「歯茎を傷つけないように」など、逆に歯磨きのやりすぎに警鐘を鳴らしています。

口の中に菌が生きていることに罪悪感を持ち、それらをせいばいしてやる!みたいな考え方は捨てた方がいいのかも。
むしろ、絶妙のバランスを保っている菌を殺してしまったり、不具合を起こす菌だけを増殖されることこそ注意するべきなんでしょうね。

私は、2015年11月くらいから、肉食中心で1日約1食にシフトしたのですが、その頃から虫歯の痛みに悩まされなくなったことに、今 気付いています。

野に住むライオンには虫歯はありません。
その他、野生の動物にも虫歯はありません。
ところが動物園で飼育される動物はときに職員がブラッシングしていたりします。

糖質制限の第一人者、江部康二先生の講演でも毎回聞くのは、ヒトもドングリを粉にして食べ始めて虫歯率8%、穀物を食べるようになり15%!などといつも話されます。(ワタシが調べたところによると、木の実の中でダントツに糖質が高いのがドングリでした)
つまり糖質を食べ始めたことで、虫歯が出現し始めた。
不思議ですが、これが現実。

まあ、なんでも完璧に守れるとは限りませんが、糖質制限を始めてから虫歯の痛みに悩まされることが減ったことは事実です。さらにネットで見つけた「ココナッツオイル歯磨き粉」を自分で作って、歯磨きに使っています。

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作り方はいたって簡単。

重曹15g、ココナッツオイル5なの、塩少々、ミント液少々これを練り練りして瓶に入れ冷蔵庫で保存します。ココナッツオイルでマウスプリングなども一時期流行りましたが。

まあ、虫歯と果糖の関係など気にしたことはありませんでしたが、職業病的虫歯患者のワタシからしてみると「糖質制限」=「虫歯予防」はありがたい話です。一石三鳥くらい!

みなさんはどうでしょう。虫歯が痛くなりませんか?
というわけで、虫歯にも糖質制限が有効!かもしれないというお話。

虫歯が痛み出したら、食生活を振り返ってみましょうね。

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