【4172】東和ハイシス株式会社今期経常を33%上方修正、配当28円増額へ
東和ハイシス株式会社は、2024年9月期の通期業績予想と配当予想を修正しました。
通期業績予想の修正内容:
売上高:
前回予想: 2,302百万円
修正後: 2,110百万円(192百万円、8.3%減少)
営業利益:
前回予想: 368百万円
修正後: 410百万円(42百万円、11.4%増加)
経常利益:
前回予想: 418百万円
修正後: 554百万円(136百万円、32.5%増加)
当期純利益:
前回予想: 293百万円
修正後: 374百万円(81百万円、27.6%増加)
修正の理由:
通期業績予想の上方修正は、以下の要因によるものです:
サブスクリプション制度の本格始動により、「AI・音声電子カルテ統合システム」や「AI・音声歯周病検査システム」の継続的な売上が好調に推移したこと。
「Clinicアシスト」シリーズを含む歯科DX支援ソフトの売上が大きく寄与したこと。
ハードウェアの売上は伸び悩んだものの、利益率の高いソフトウェア売上と営業外収益の増加により、全体として大幅な増益が見込まれること。
配当予想の修正内容:
年間配当金:
前回予想: 60円
修正後: 88円(28円増配)
配当性向:
前回予想: 45.6%
修正後: 52.4%
修正の理由:
業績の向上に伴い、株主への利益還元を強化するため、配当金を増配し、配当性向を52.4%に引き上げました。
この修正は、サブスクリプション事業やDX支援ソフトの成功を反映しており、業績と配当の両面で前回予想を上回る結果となりました。ただし、業績見通しには外部環境の変動によるリスクも含まれています。
まとめ
今回の通期業績予想および配当予想の修正は、東和ハイシス株式会社の事業戦略が成功を収めていることを示しています。特に、サブスクリプション制度の本格化とDX支援ソフトの売上増が、同社の業績を大きく押し上げました。配当の増額も、株主に対する還元を重視する姿勢が反映されています。今後も、事業の成長を支える継続的な戦略実行と、外部環境の変化に対する柔軟な対応が求められます。投資家としては、同社の今後の動向に注目しつつ、リスク管理をしっかりと行うことが重要です。
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