見出し画像

ドバイのコース解説(と有力馬)

ドバイの芝コースについて少し解説します。
JRAのコース解説

競馬場は、楕円型の左回りで、1周2400メートルの芝コースとその内側に1750メートルのダートコースというレイアウト。最後の直線は芝が450メートル、ダートが400メートルとなっている。また、芝コースには2コーナーと4コーナーの奥にシュート(引き込み走路)が設けられており、たとえばドバイターフ(G1・芝1800メール)は2コーナー奥のシュート上、アルクオーツスプリント(G1・芝1200メートル)は4コーナー奥のシュート上からのスタート。同じくダートコースにも2コーナーに2本のシュートがあり、たとえばゴドルフィンマイル(G2)を含む1600メートル戦はこの内、斜めに大きく伸びたシュート上からの発走となっている。

1周2400mは東京競馬場がAコースで2083mなので400m近く大きい競馬場です。直線が450mで東京が525mであり、東京よりも短いので、恐らくコーナーが大きいコースなんだと思います。高低差はほぼ無いらしいので、イメージとしては巨大な札幌競馬場・東京競馬場でしょうか。
コーナーが大きいならコーナーで緩みにくく、ある程度速いペースがずっと続くことが予想されます。加速力やトップスピードよりも、スピードの持続力が求められるコースだと思います。

■ドバイシーマクラシック

好走した日本馬は
2006年 1着 ハーツクライ
    05年 JC 2.22.1 2着 (レコード)
     12.5-10.7-11.5-11.8-11.8-11.9-12.0-11.8-11.8-11.9-12.0-12.4
    この中間の緩まないラップのレースを2着(1着外国馬)でした。
2013年 2着 ジェンティルドンナ
    1着 ジェンティルドンナ
    12年 JC 2.23.1 1着
     12.8-11.0-12.0-12.3-12.1-12.1-12.2-12.0-11.9-11.7-11.5-11.5
    このレースも中間最大で12.2の緩みの無いレースラップでした。

2022年 1着 シャフリヤール
     22年 天皇賞秋 1.57.5 5着
     12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7
     このハイペースのレースで先行して5着に粘ったことがドバイの
     適性を示していると思います。
     1着 イクイノックス > 23年ドバイSC 1着(レコード)
     2着 パンサラッサ > サウジC 1着
     3着 ダノンベルーガ > ドバイT 2着
     4着 ジャックドール ※海外未出走
     5着 シャフリヤール

2023年 1着 イクイノックス


日本の東京コースで淀みの無いハイペースのレースで実績を残した馬を狙うべきかなと考えます。
今年は牝馬2頭が人気を集めますが、昨年のJCが
12.7-11.3-11.5-11.0-11.1-11.5-12.0-12.1-12.1-12.4-12.4-11.7
という淀みの無い流れです。
なので2頭とも適性があると思いますが、斤量を考えるとスターズオンアースの方が有力なんじゃないかと思います。

それとジャスティンパレスがレコード決着の天皇賞秋2着を考えると最有力かもしれません。スローの有馬記念で4着は気にする必要ないと思います。


■ドバイターフ
芝1800mで、上記コース解説でスタート地点が2角からとあります。
そうすると初角まで長い直線を走ることになりますので、やはり前半ハイペースになります。恐らくコーナーで少し息を入れての直線勝負になると思います。そうなると危険な人気馬と思われるのがドウデュースです。ハイペースの天皇賞秋とJCで負けて、スローの有馬記念で勝っています。

上記の記事でも書いていますが、恐らくドウデュースは距離延長&スロー向きの馬だと思います。なので、今回の距離短縮と恐らくハイペースになるであろう展開は向いてないと思われます。(あくまでも私の推測です。)

昨年の実績があるダノンベルーガ(23年レコード決着天皇賞秋も4着)は、恐らく好走すると思います。瞬発力と異なり、スピードの持続力は加齢で衰えにくいです。

ナミュールも過去記事で解説している通り、スピードの持続力戦向きだと思いますので好走する可能性はあります。


参考になれば幸いです。


もし私の予想が役に立ったと思われた方がいらっしゃいましたら よろしければサポートをお願いします。