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【テクニカル分析】これだけは必ず守る!テクニカル分析の基礎

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テクニカル分析を機能させるために、
下記のポイントを必ず抑えておきましょう。


1、取引が活発な銘柄を売買すること


テクニカル分析が最低限機能するには、
その銘柄が十分に取引されている必要があります。


ローソク足で確認してみると、
すぐにわかるのですが、
取引が少ない銘柄は、
ギャップアップやギャップダウンが頻繁に起こります。


画像1

白い丸の部分がギャップ。
左がギャップアップで右がギャップダウン。
日足の場合、前日の終値と
当日の始値が大きく乖離する状態をいう。


また、ローソク足の上ヒゲや下ヒゲが頻出するため、
見た目にも、きれいなチャートになりません。


画像2

白い丸の部分がヒゲ。
ヒゲの多い銘柄は値動きが激しく、
一方通行の値動きになりにくいことがわかる。


板情報を見てみてもスカスカなので、
買う時は、現値のかなり上の値段で買わねばならず、
売る時は、現値のかなり下で売らねばなりません。


画像3

見ての通りのスカスカ。
仮にこの銘柄を買う場合は626円で買わねばならず、
売る場合は、617円で売らねばならない。


長期保有を目的とするのであれば、
取引量はそこまで気にならないでしょう。


しかし、私の投資手法では、デイトレードや
スイングトレードを主としているため、
取引量は、自分なりの基準値を超えている
銘柄にしぼって売買しています。


その基準値は、


【売買代金5億円】です。


一日の売買代金が5億円を超えていればよいので、
現時点では超えていなくても、
終値の時点で超えるだろうと予測できる場合は、
売買することもあります。


また銘柄によっては、ほとんど取引がないまま、
ストップ高に張り付くケースもあるため、
そのような銘柄は例外的に買いを入れるときもあります。


しかしながら、売買代金5億円を下回るような銘柄は、
価格が上がるにせよ、下がるにせよ、
ボラティリティ(変動率)が少なくなる場合が多いです。


少ない元手で、効率よく資金を運用するには、
ある程度のボラティリティは必須となります。


1週間経っても、値がほとんど変わらないような
銘柄に投資するのはやめましょう。


取引量を表す指標には、
売買代金の他に、出来高があります。


画像4

SBI証券のHYPERSBIによるランキング表示。
各証券会社のツールでは、基本的にランキング形式で
出来高や売買代金が表示できる。

チャートを表示したときには、
たいてい出来高も一緒に表示されることが多いので、
こちらのほうが馴染みがあるのかもしれませんね。


当日の出来高が、
直近に比べて急激に上昇した時は、
価格が大きく上昇、または大きく下落する
ひとつのポイントとなります。


画像5

6614シキノハイテックのチャート。
白く丸で囲った部分の出来高は、
直近から急増していることがわかる。
なお、この日から価格は上昇基調となった。


売買するタイミングがまさにこの時で、
普段の出来高が少ない銘柄でも、
積極的に売買していきます。


出来高が多くなった価格帯は、その価格帯が、
上値抵抗ライン、もしくは下値支持ラインとなりやすいので、
チャートを見る時は、必ずチェックしておきましょう。


2、テクニカル指標に沿って売買すること


投資初心者にありがちなのが、
テクニカル指標を表示しているものの、
なんとなく雰囲気で売買を行ってしまうこと。


急に上昇した銘柄を見て、慌てて買いをいれて、
買ったタイミングが見事に天井だった、
なんて経験は誰にでもあると思います。


いわゆるジャンピングキャッチってやつです(泣)。


画像6

4488Aiinsideのチャート。
右肩上がりを続けてきたが、
きれいなバイイング・クライマックスの形になっている。
上がってるからって、なんとなくで買ったらダメですよ…


雰囲気で売買を行うことの問題点は、
取引の評価ができないことです。


たとえその売買で利益が出たとしても、
たまたま運が良かっただけかもしれません。


逆に損失が出たとしても、
たまたま運が悪かっただけかもしれないのです。


その売買が正しい取引であったのか?
または間違った取引であったのか?


反省しようにも、できないのは困ります。


テクニカル分析で利益を出し続けていくためには、
パターンを見つけ、そのパターンを売買シグナルとして
利益を出すことができるか検証せねばなりません。


何度も同じパターンで売買して、統計を出すことで、
初めてテクニカル分析は機能します。


テクニカル指標には実に様々なものがありますが、
私は移動平均線が基本的で、
実用的な指標だと思っています。


移動平均線の有名な売買シグナルとしては、
ゴールデンクロスやデッドクロスが有名ですね。


画像7

7370Enjinの5分足チャート。
少々見づらいが、赤線が5本、緑線が10本、
青線が25本分の移動平均線として表示している。
ちなみに2550円付近を沿っている線はVWAP。
左の白丸がデッドクロスで、右の白丸がゴールデンクロス。

普遍的でダマシも多い売買シグナルですが、
出来高と組み合わせて見ることによって、
意外と機能するものです。


まずは機械的に指標に沿って売買を行い、
その売買シグナルが機能するのか、
自分なりに検証してみましょう。


3、使用するテクニカル指標と売買シグナルは絞る


テクニカル指標は、移動平均線の他にも、
一目均衡表、MACD、
パラボリック、ボリンジャーバンドなど、
非常にたくさんあります。


投資初心者は、使う指標は多ければ多いほど
良いと思っていることが多いのですが、
これは大きな間違いです。


実際に、そのすべてをチャートに表示させてしまうと、
チャートは線だらけになってしまって、
何が何だか分からなくなってしまいます。


画像8

再び7370Enjinの5分足チャート。
ボリンジャーバンドとRSI、ストキャスティクスを追加してみた。
非常に見づらく、投資判断ができるものではない。


また、すべての売買シグナルが出るたびに
売買していくのも、
おすすめできません。


投資で利益を出し続けている人は、
テクニカル分析に限らず、
みんな独自の理論や手法を持っています。


そして、その手法というのは、
意外にもシンプルなもの。


なおかつ、1つ、2つ程度の売買シグナルでしか
取引をしない人も少なくありません。


自分なりに検証を重ね、
たくさんの売買シグナルの中から、
信頼度が高く、利益率が良いものを
厳選して使用しているのです。


統計的に勝てるのであれば、
多少信頼度が落ちても
売買していけばいいじゃないか
と思われるかもしれません。


しかし、投資の世界は一寸先は闇です。
51%利益が出る取引でも、
49%の損失が連続で訪れることだってあります。


運悪く、すべての資金を失えば、
そこで投資機会は失われますし、
そこまでいかなくても、度重なる損失を被った時、
その次の売買を平常心で行うことが
果たしてあなたにはできるのでしょうか?


そのような観点からも、シンプルな手法かつ厳選した売買を
私はおすすめします。


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