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アートオークションの下見会に初めて行ってきました。

知人の画商の方にお声かけを頂いて、アートオークションの下見会に初めて行ってきました。SBIがやっている以下のオークションです。

この画商さんの勉強会で「普通の人がアートを買われるならオークションで買われるのがいいですよ」という僕にとっては意外な発言を聞いたのがきっかけです。デパートは本物間違いないけど2~3倍の値段、ギャラリーは様々な作品から選ぶことができないし値段が不透明。それならオークションが良いと言うのです。でも、なんかハードル高いですよね。。。

私は、友人が企画したクローズドなオークション、下見会は一度、行った事があるのですが、大手のそれに参加するのは初めてです。「行きます」というのはなんだか緊張しましたが、せっかくのお誘いだったので、経験として行ってみようと。結果、非常にオープンな雰囲気で、凄い楽しかったです。なんだ、こんなカジュアルだったのか、、、という感じ。

代官山のTSUTAYA書店の隣、ヒルサイドテラスが会場ですが入口はこんな感じです。お洒落。

#SBIアートオークション

さて、日本には色々アートのオークションがありますが、大手と言えばこの3つです。

・Shinwa  https://www.shinwa-auction.com/
・毎日 https://www.my-auction.co.jp/
・SBI https://www.sbiartauction.co.jp/

Shinwaは上場企業さんでもありますね。上二つは日本画を含めた様々なアートを扱っていますが、SBIはいわゆる現代アートのみを扱っています。会場では見たことある作品や知っている作家のアートが多く並んでおり、非常に楽しめました。草間さんやら村上隆さんやらKYNEさんやら、外国でもKAWSやアンディウォホールやら、300点ぐらいの作品を一気に見れます。価格帯は30万円~100万円ぐらいが沢山あり、そこから500万円ぐらいまでも多い。1000万円を超えるものもそれなりに出ています。

通常、オークションの前には下見会が開かれ、そこで実際に出店されるアートが展示されます。今回の70回目のSBIオークションでは、下見会が2日間、実際のオークションが2日間あり、何百点もの作品が次の人の手に移って行きます。下見会は、本当に誰でも入れます。ただオークション参加は身分証などを含めた身元確認が必要です。まあ、そりゃそうですかね。

ちなみに、画商さんだけが出るプロのオークションもあり、それは「交換会」と言われるそう。聞き直してしまいましたが、交換会、だそうです(笑) 一方でこのような一般向けオークションは、本当に一般人向けです。だれでも入れます。身分証明書も、所得証明も、何もいりません。無料の美術館という感覚になると思います。

下の写真がメインスペース、実際のオークションはここで行われて、ネットでも参加できます。何事も経験。欲しい作品があれば、一度はオークションに参加して、できればリアルで手を挙げて、買ってみたいと思います。

#SBIアートオークション

あとは、普通のアートギャラリー風です。ざっと見て30分、ゆっくり見て1時間という感じですね。写真を取ってもOKで、SNSに上げる時はハッシュタグを付けるルールとなっています。とにかく、オープンです。

#SBIアートオークション
#SBIアートオークション


<初めての下見会での感想>

まず、ここに来て私が良いなと思ったのは、100万円~150万円のように「そのアートの価格帯の目安」がレンジで明示されていること。ギャラリーに入って、値段がないとリアリティがないといいますか、またギャラリストに「値段教えてくれ」というのも購入する気がないのに心理的ハードルが高いため、これが初めからオープンに開示されているのは嬉しいです。アートショーとかでもそうですよね。

また、この「今、まさに作品が流通している作家さん」が分かること。限られたスペースにある300点は、今まさにこの時、買い手候補が沢山いる作家の作品です。芸術的に素晴らしいとか、XX賞を取ったとかとは私には分からない非常に難しい世界ですが、現在、買い手がいる作家さんが誰なのかが、一目瞭然で分かります。これは美術館、ギャラリー、アートフェアには無い、素人には非常にとっつきやすいポイントでした。

さらに、普通のギャラリーや、美術館よりも、むしろ入りやすい環境でありました。接客してくれた方も非常に丁寧で笑顔ですし、全て良い印象で体験を終えました。

驚きだったのが、紹介されたSBIオークション株式会社の取締役の方と話した時です。「オークションって誰でも気軽に入れる場所とは全く思っていませんでした」とお伝えしたら、「え、そんな認識をお持ちだったんですか?」とびっくりした顔で言われたこと。

言っちゃ悪いですが、おそらく日本人の99%の人が、自分がアートオークションに行って良い、とは思っていないでしょう。下見会がお金もかからず、あんなに楽しい場所だということも知らないでしょう。

いずれにしても、凄い良い体験でした。SBIオークションは年7回開かれ、下見会ありも5回あるとのこと。私のオフィスの恵比寿からは歩いて10分で行けるので、これからは毎回のように行きたいです。

何というか、普段目にしないアートを見ると気分が変わるし、空間もお洒落なので良い脳内ホルモンがドバドバでている気がします。また、実際のオークションで勇気をもって手を挙げて、1つ落としてみたいです。そんな高いものは行きませんが、人生の経験として。良い目標が一つできました。

なお、付き添ってくれた画商さんにアートの投資についてのアドバイスは、「上がる下がるなんて当てられないので、値上がりは望んじゃいけない」、「好きなものを買って、ずっと持って、値上がったらラッキーで行け」ということです。はい、そうしようと思います。


↓↓↓ ご案内していただいた画商さんはこちらの徳永様になります。





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