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週刊 金相場展望 2023年8月28日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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NY金相場(期近)は前週比23.2㌦高の1,921.3㌦で引け、週足ベースでは4週間ぶりに反発した。先週はパウエルFRB議長が「ジャクソンホール会議」で講演し、米国のインフレは鈍化しているが「依然として高すぎる」との見解を示し、「適切なら、さらに利上げする用意がある」と強調した。議長のタカ派的な講演はある程度予期されたことで、市場の反応はまちまちであった。金相場は上昇したが、ドルも上昇。これは何かの兆しを表しているのか?

先週のコメントを思い出す。「7月19日には一旦プルバックが入って、3.7%台まで低下したが、その後、再び上昇し10月レベルに届いた。なお、金は金利が低下した7月19日前後には1,900㌦近くまで戻したが、ここで頭打ちとなったことは、金利に対して金は素直過ぎるほどの動きになった。となれば、この先、金利上昇が金相場の下げをさらに加速させると考えられるが、事はそううまく運ぶとは限らない」。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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