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週刊 金相場展望 2023年7月24日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場は前週比2.2㌦高の1,966.6で引けた。高値は1,989.8㌦と関門の2,000㌦に接近したが、引けにかけてドルの上昇に押され、値を消した。
今週のFOMCでの0.25bpの利上げは織り込み、9月は据え置きを期待した向きの買いが入っていたようだ。ただドル指数は上伸、前週比で1.125ポイント高の101.085で引けた。前週ドル指数は昨年4月以来、1年3カ月ぶりに100を割り込んでいた。その意味では先週の反騰で100に戻したことは強気トリガーになっている。

今週もドル指数が陽線引けすれば、目先ドル底打ちを示唆するが、もう一度、100を割り込むとドル安が長引く恐れがある。このケースでは二段下げに発展すること意味する。


【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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