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週刊 金相場展望 2023年7月31日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週はビッグイベント週で各市場は週末にかけ乱高下した。NY金相場は前週比6.2㌦安の1,960.40で引けたが、高値は27日1,982.6㌦、安値も同日につけた1,941.7。この日は前日がFOMCで主要政策金利が0.25ポイント引き上げられたが、市場の想定内でサプライズは無し。ただFRB議長の記者会見では一段のインフレ沈静化に向けて政策を微調整する中、さらなる利上げに動く可能性を残した。しかし、最も影響したのは日銀の金融政策だが、大規模金融緩和策の一環として実施している長短金利操作の運用を柔軟化することが決定された。長期金利が現在の上限0.5%を一定程度上回ることを容認し、1.0%を事実上の上限とした。なお、この決定前日の夜に政策修正が伝えられており、為替市場は27日のNY市場では円が買われ、28日の東京市場では3円幅の上下動が何度も繰り返された。

この“とばっちり”を最も受けたのは東京金でもあり、時間足チャートに示されるとおり、27日夜から28日朝にかけて、200円下落し、その後150円幅の上下動を入れた後、最後に200円近く上昇した。

ドル円も同じような動きであったが、このように、めまぐるしく動く相場に付いていけなかった投資家も多くいたようだ。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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