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週刊 金相場展望 2023年8月21日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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NY金相場は2週続けて続落状態となり、週の引値は前週比-29.6㌦安の1,898.1㌦となった。8月に入って既に80㌦近く下落している。更に重要なサポートとなっていた1,900㌦を割り込んで引けたことは強気筋にとっては懸念されることだ。

特に金利上昇が金の下げ圧力を加速させている。米10年債金利は先週、4.328%まで上昇し、昨年10月レベル4.338%に接近。このレベルは2008年リーマンショック前の水準である。

チャートパターンでは既に予想された通りの展開となっている。1カ月前のコメント(7月10日号)になるが、こう述べた。「金利は4%台に入り、3月の水準まで戻した。ここでアナリスト達が見ている年の後半にも、景気に陰りが生じて、金利が下がると言った見方は現段階では低い。したがってチャートからはまだFRBの7月利上げ以降もまだ利上げが続く可能性を示唆する。金利は目先3月の高値に顔合わせして、頭打ちになる可能性はあるが、次に再び上抜けてくると、必然と昨年10月の高値を狙うことになる。目先は5月以降のレンジを上放れたことで一気に上昇したが、今週はプルバック(金利低下)が入ってもおかしくない」。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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