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週刊 金相場展望 2022年7月25日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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 先週のNY金相場(期近)は21日(木)に1,678.4㌦と昨年8月9日以来の安値1,676.4㌦を付けた後、週の引け値は1,727.4㌦に戻した。先週の安値は以前からの我々の下値目標(昨年8月安値)であり、ほぼ達成したことで、今週はこの底打ちを確認する週になりそうだ。ただし、このサポートは過去3度(21年3月7日、3月28日、21年8月9日いずれも期近で1,673.3㌦、1,676.5㌦、1,676.4㌦)試され、今回は4回目となる。波動的には引け値でこのサポートがブレイクされると、さらなる急落を招く可能性が強まるので今週は注目しておきたい。しかし、ブレイク後直ちに戻して週足ローソク足で、陽線引けとなれば、再度の強気トリガーになり、こちらの方が度合いが強い。


 特に今週は26~27日のFOMCが最大の焦点になってくる。CMEグループのフェドウオッチによると、22日時点で市場は0.75%の利上げを8割超織り込んでいる。また、米欧を中心に経済指標や企業決算の発表も多く、これらを材料に景気後退リスクが強まれば、9月以降も利上げを続けられるのか疑問視され、金利は低下する。実際、先週末の金の反騰は、長期金利の指標である10年物米国債利回りが低下し、ドル指数が下落したことを受け、金の投資妙味が高まったとされている。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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