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週刊 金相場展望 2023年1月10日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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新年早々、NY金相場はギャップアップで始まり、さらに6日の雇用統計では続伸。半年ぶりの高値を付けた。また、先週は雇用統計で大きく変動した。内容はNFPが22万3,000人増で市場予想20万人増を上回ったが、失業率は3.5%と半世紀ぶりの低水準に戻った。平均時給は前月比0.3%増(予想0.4%増)。前年比では4.6%増となり、これは2021年8月以来最も小さな伸びにとどまった。

つまりは景気に陰りが見え始め、12月の賃金の伸びが鈍化、11月の数字も下方修正されたことで、インフレが抑えられつつあると受け止められている。FRBのここまでの利上げは思惑通りとなっており、金融政策の観点からすると、2月のFOMCでの利上げ幅が25bpに一層縮小されるシナリオを市場は織り込み始めたともいえる。

こういった流れを受け、10年債金利が急低下し、ドルも下落、そして金は半年ぶりの高値1,875㌦を付けた。金にとっては好環境が到来しつつあるということだが、このままストレートに信じて良いものか、疑念は残る。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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