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【リアルな体験談】怪しげな個別コンサルとやらに踏み込んでみた

・なぜ個別コンサルを受けようと思ったか

私はお金持ちになろうと独学を始めていた。その独学の中で『金持ち父さん貧乏父さん』という著書に出会う。この本は金持ちと貧乏の考え方の違いをストーリー仕立てで紹介している。

その著書の中でたびたび紹介される『キャッシュフローゲーム』というお金の流れを理解するボードゲームがある。そのボードゲームをすればお金持ちへの手順を簡単に擬似体験できると謳われていた。そのボードゲームをプレイしたいという私の好奇心から全ては始まった。

過去の記事にもあげたが『金持ち父さん貧乏父さん』はアメリカ、日本、両国でベストセラーになった著書だ。金持ちを目指す人にとっては入門書のようなものだ。

『キャッシュフローゲーム』は元々英語で作成されており、過去には日本語版も販売されていた。現在では日本語版は廃盤になっておりプレミアが付くせいで簡単に買えない価格になっている。ざっくり4万円だ。

今の私には払いたくない金額だったので安価で体験できる場はないかと探したところ、今回コンサルを受けた会社を見つけた。その会社では『キャッシュフローゲーム』を1回500円で提供していたため私は迷わず申込みをした。そして、ゲームに参加した当日の私は感動してた。そのゲームは実に多くの事を学ばせてくれたからだ。

私はそのゲームが出来ればそれだけでいいと考えていた。ゲームが終わるとすぐ帰ろうと思っていた。

『キャッシュフローゲーム』提供している会社側としてはゲームを1人500円で提供していても儲からない。1プレイ3時間程であったが、3時間500円では安過ぎる。おそらくゲームの後に怪しいお金儲けのセミナーなのど勧誘をしてくると私は踏んでいた。なので私はゲームが終わるとそそくさと帰る準備を始めた。

帰る準備をする最中、私は横目で周囲を見ていた。今回のボードゲームには他にも参加者がいた。案の定 他の参加者はセミナーの勧誘をされていた。聞こえてきた話は以下のようなものだ。

『次回はゲームではなく勉強会をします』
『経済の勉強会です』
『いつ来れますか』
『セミナー参加費は3,000円です』
『今回参加頂いたあなただけは2,000円で参加可能です』

私はやっぱりなと思った。私は今回のゲーム参加費500円しか最初から用意していない。その事をゲーム運営者に伝え、私は帰る準備をしていた。すると運営者は私に提案をしてきた。

『あなたは独学で経済を勉強されているようですし、勉強会はスキップします』
『個別コンサルを受けませんか』
『本来、経済勉強会を理解した後に個別コンサルは行うのですが、、、』

それを聞いた私はマズイと思った。おそらくセミナーより高いコンサル料を取られるのではないかと思ったからだ。そこで私は恐る恐る聞いてみた。

『それはお金がかかるのですか』

スタッフは答えた。
『かかりません、無料でセッティングします』

私は悩んだ、次回が無料でも、次々回は有料だろう。もし次々回が無料でもその次は有料だろう。私のかなり慎重になっていた。

それと同時に こうも考えていた。次回が無料なら有料になる一歩手前で踏み止まれないか。無料が続くギリギリまでここで金儲けを学ぶ事はできないか。微かな起業への兆しが見え隠れするやり取りの中で私は答えていた。

『無料なら是非セッティングをお願いします』

次回の日時を調整した後、私はすぐさま部屋を出た。あまり深く考えないでおこう。相手は詐欺のプロかもしれない。深く考え興味を持ってしまったら取り返しのつかないことになる。そう自分に言い聞かせて、無料の個別コンサルの日まで、今まで通りの日常を送った。

・個別コンサルの内容

個別コンサル当日、私は緊張しながら現地へ向かった。そこでは個室が用意されており、ペットボトルのお茶が用意されていた。すぐ様始まったコンサルの内容は以下の通りだ。

コンサル時間は1時間
社長と呼ばれる人と執行役員と呼ばれる人と私の3人
2人から何をしたいかヒアリングされる
どこまで起業を進めているのかヒアリングされる
社長の今までの経緯を紹介される
社長の現生活を紹介される
社長の視点と私の視点のギャップを指摘される
経済の本質と私の価値観とのギャップを指摘される
努力のベクトルが本質に沿っていない事を指摘される
起業へのプランが不明瞭過ぎると指摘される
起業する際の期限 利益の計算が甘いと指摘される
自分が何が嫌で何が好きなのか明確にしろと指摘される
次回コンサルまでに起業プランの提出を要求される

・個別コンサルの感想

私は困惑していた。想像していた個別コンサルと全く違っていたのだ。私がしていた想像はこうだ。

言葉巧みに成功をチラつかせ、その成功を掴むためには有料セミナーに出席するべきと勧誘される。さらには、成功を掴むにはこの会社で開発された有料商材が必要だと勧められる。そう思っていた。しかし違った。

上記で、述べている個別コンサルの内容は、あのベストセラー本になった『金持ち父さん貧乏父さん』で著者本人が受けた教えと、ほとんど一緒だったのだ。その教えとは、金持ちになるには考え方から変えていかなければならないというものだ。

一般的にお金持ちになるには、何をしたらいいだとか、どういう方法を学んだらいいだとか、スキルの事ばかり掘り下げられる。

しかし『金持ち父さん』の言い分は違う。金持ちになるには、金持ちの考え方を学ばなければならない。一般人とは全く違った考え方にならなければならない。つまり全くの別人になるような行動を起こさなければならない。といったものだった。

今回受けた個別コンサルはまさにその通りを私に教えてきた。

もう一つ驚いた事があった。私は、コンサル=怪しいという固定概念だったが、今回受けたコンサルはコンサルというよりコーチングだった。

—-コーチングとは、運動・勉強・技術などの指導をすること。 促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させること目指す能力開発法・育成方法論、クライアントを支援するための相談の一形態(ウィキペディアより)—-

いわば、金持ちになる答えを教えてくれるのではなく、私を成長させるべく設けられた機会だった。


しかし敢えて『金持ち父さん貧乏父さん』に似せたコンサルをしてきたのかもしれない。私を信用させるためにそういう言葉を選んだのかもしれない。成功するかもしれないと高まる鼓動とは裏腹に、私の疑いの目はまだ閉じていなかった。

・個別コンサルで得たもの

自分が置かれている危機的現状を知れた
自分の普段の努力が甘く小さなことを知れた
自分の努力が成功の本質とズレていることを知った
副業を成功させると決めたはずの決心が甘いことを痛感させられた
今の自分の環境のままでは一生成功しないことに気づいた
本を読むだけでは学べる事は少ないのだと知った
直に成功者と会わないと得られない何かがあることを知った


私は個別コンサルが終わった後もドキドキが止まらなかった。このドキドキには2つの意味があった。

一方は、人生の新しい扉が開いたのではないかと思わせてくれるドキドキ。
一方は、騙されているのではないか、騙されないぞ私は!!という少し恐怖が混じったドキドキだ。

・最後に

今回の個別コンサルを受けた2週間後、私はまた次回の個別コンサルを予定している。自分が人生成功への第1歩を踏み出せたのではないかという気持ちが恐怖より少し勝ったのだ。

ただ、次回もコンサルに行くと決めた理由は大部分は『0円提供』が本当の理由だ。もしかするとこの先に有料のセミナーや情報商材の押し売りがあるのかもしれない。もちろん私は慎重に進める。

今後のコンサルの結果は、またnoteにてあなたに伝えようと思う。日は開くが、また更新された記事を楽しみしていただければと思う。今回の記事も、次回の記事も、あなたの役に立っていれば幸いだ。

それでは また。


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本記事で紹介した著者↓↓
『金持ち父さん貧乏父さん』

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