コロナでめげるか中身を変えたぜ「新☆もずふるサブレ」!② 紙カフェレター その15
紙カフェレター その1でも書いていましたが、そんな事情があって食品用プリンターがうちにはあるのですよ。だってこれがあれば、小ロットで請け負ってくれる業者さんさえ見つかれば社内でプリントが出来る!個包装機材もあるから、なんと社内製造ができるのだ!
サブレ製造業者はもちろん堺で。さらに古墳型にすれば、完璧じゃないかこれ?
知り合いのツテを辿って様々な場所に問い合わせします。しかし個人店が多く、急な対応が厳しい、古墳型で作るというオペレーションを組んだことがないので簡単に引き受けられない、などなど、芳しい返事を得ることができなかったんです。
はあ、と溜息ついて、ふと思い出したのが『左海銘菓司 宝泉』3代目の前田崇之氏。
紙カフェで「恐怖!妖怪和菓子体験」やら「灼熱地獄!真夏のわらびもちづくりワークショップ」だの共に大暴れしていた仲間でして。
灼熱地獄!真夏のわらびもちワークショップの様子。大丈夫、全くもって和やかでした。
そういえば前田さん、製菓学校の講師も務めてたよね。どっかご紹介してくれないかなあ?
「うち、できますよ。いやむしろ、やらせてください」
えっ!?ま…まじで?
「OEMは初めての試みですが、クッキーはもともと商品として取り扱っているし、工房内である程度レシピは変えられます」
なんてこった青い鳥は目の前にいたってことか。
洋菓子店ばかりに目が行っていたんですね。いやー和菓子屋は完全にノーマークでした。
宝泉 前田崇之が天才和菓子芸人と呼ばれる所以はこの想像力あふれる和菓子たちにある。
そんであれだ、OEMだなんだと小難しいことは抜きにして、「宝泉」の名前を全面に出そうじゃないか。なんたって80年以上も続く和菓子の老舗。前田崇之氏は堺市だけでなく日本全国、いや世界にまで和菓子体験を通じて日本文化を広めている有名人。しかも「キャラ」としても申し分ない。
とゆーわけでイラストを起こしてみた。
そっくり…( ̄∇ ̄)
↑試行錯誤を重ねているご様子。
苦労して何度も作り直してくれたもんね~ほんまにありがとう!!💦
今はまだ準備中ですがこのイラストを使ってゆくゆくは「もずふるサブレ専用ページ」を作るつもり。
イラストはその14の☆おまけ☆でご紹介した“カオリンゴ”ちゃんが制作。
やっぱりタッチが似てますね~。
新人・栞と妹・ともぞうで取材にも伺っちゃいました。
楽しかった~焼きたて頂いちゃいました☆
ほいで撮影用に作ったサブレ達は全てスタッフで食い尽くしましたのでご安心ください。
そんなわけで出来上がったのが新☆もずふるサブレ。
うちのキビシィ女子スタッフの忌憚ない意見をばんばか受けて、完成したのがこちら☆
↓↓↓
葛入り。お煎茶とも紅茶ともコーヒーとも合います。
ホットミルクとも合いますわ~ほっとする優しい甘み。
抹茶入り。濃厚な抹茶とバターが絶妙。こんなに合うんですね…
古墳色なのでここぞという時の切り札に。
百舌鳥・古市(堺・羽曳野・藤井寺)から出土した副葬品やヤマトタケルをイメージしたイラストもそのまま。パッケージも変わらず赤箱と緑箱。
あ、抹茶入りにも葛粉、入っています。奈良県吉野の本葛粉なんですって。
入れると入れないとじゃまろやかさが違っていて、実はスタッフが目隠しして食べたら全員「葛粉入りが美味しい!」となったんですね。やっぱり葛粉と抹茶は日本人のソウルフードなんやなあと。
葛は腸の働きを整え、手足を温める効果があるといわれ、抹茶はよくご存じのように殺菌作用があり、どちらも風邪の予防などに大昔から摂られていた食材。
ほらね、身体が欲しがっている味なんですよきっと。
古墳型も堺打刃物庖丁で有名な「水野鍛錬所」でオーダー。しっかりとした金型は職人さんも使いやすいと好評です。作ってよかった。
ほーら道具まで堺だよ。これで文句はあるまい。
初代サブレより分厚く、材料も贅沢なのでお値段は780円と少しだけ値上げ。しかしその価値はありまくりと自負しています。ぜひとも、ぜひとも召し上がって頂きたい。
《もずふるサブレ販売ページ》
さて、次回は●堺古墳祭り▲Vo.2の続きでございます。
紙カフェレター その16に続く
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