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ツアーナース的・飛行機内の傷病対応あるある

最終更新:2021.12.18
→Q&A追加

添乗中に対応した症例をシェア
ツアーナースとして、より自信を持って対応できるよう、互いの経験を無駄にせず血肉にしていこうぜ企画。

今回は飛行機編。

本題の前に
初見の方は、まずはこちらでお前ら一体誰やねんを解消してください。

添乗でよく利用する空路

まずは、前提知識として
実際どのくらいの距離・時間を対応することが多いのか?から見てきましょうか。拠点によって異なるのは言うまでもないですが、それを包括しても北海道(新千歳空港)・沖縄(那覇空港)へ行きが多いですね。
ソースとして、高校生・修学旅行の行き先ランキングでも、沖縄が上位を占めていますから、データ上でも明らかなわけで。

備考 2020年度実施の国内修学旅行の実態とまとめ/日本修学旅行協会
コロナ前後の、修学旅行実施状況の変化がデータ化されていて非常に興味深いのでマニアの方はご覧ください。高校の行き先絶対王者の沖縄が2位陥落してる。。。
中学データ高校データ

私らの国内経験値もどうぞ。
羽田・伊丹それぞれ2大拠点からの空路。当然、飛行時間は往路・復路で異なる空路もありますので、往路ベースのざっくり目安で。
国際線利用の添乗は、このご時世ですから数年復活はないと思いますので、ひとまず今回はカットします。

新千歳空港→那覇空港という日本の端から端までルートでも3時間ちょいですので、国内修学旅行の範囲は、最長でも3時間弱。そんな長くない!
海外添乗ですと、台湾以外は片道7〜15時間くらい飛びますからね。

しかし、時間では測れないフライトという緊張イベント。初フライトっ子も多いという状況はメンタルにも影響します。生徒さん達の気持ちを忘れないよう、今一度気を引き締めて臨みます。

看護師と看板を掲げて搭乗するっていう覚悟を!

事前に旅行会社からCAさんへ、団体の看護師は何名体制で、どこの座席に座っているか申請(もしくは搭乗直後にCAさんから確認される)されます。

原則団体の体調不良者の対応をするにせよ、他乗客の対応が必要になった場合に、招集されるという心算でいることはお忘れなく。要は、お客様の中に〜と放送かかる前に、名指しで対応を求められるって状況。

仕事で色んなところ旅出来ていいですねと、耳タコ過ぎてタコごと耳もげるくらい言われますが、そんなリスクも背負っているんです私たち。

やはり、海外添乗メイン勢の夢子さま。
経験値が違うざます。ちょいと後で、詳しく聞いて可能であればデフォルメした上で紹介・追記しますね。

飛行機内の環境と、起こりやすい傷病

機内環境・症状

参考:JAL 快適な空の旅のためにを元に、スミレが作成

機内の特殊な環境と、それに伴って起こり易い症状・対応
事前学習としておくと安心ですね。

引用:JAL 快適な空の旅のために


ツアー中に実際に対応した症状

資料や経験値をもとに、スミレ作成

わかりやすくカテゴライズしたかったので
要因別にフワッと分けましたが、あくまで目安で。
特にも、頭痛・めまい・耳鼻科系症状(航空性中耳炎)・腹痛あたりは、個々の状況によって要因が複合的に症状が出るあることもあるでしょうし。

・機内環境により発症
・持病が機内環境により悪化
・機内環境関係なく、持病が悪化
という、予防できるものもあれば、どうにもならん事も含まれると思われます。

症状別に、ピックアップして見ていきます。

★注意★ 症例について
・個人、団体情報保護のため、年齢・性別・状況など一部脚色。

・上記に加え、過去10年というデカめの分母の中からピックアップしているので、特定はほぼ不可にしております。

・紹介して支障なさそうなもの、共有しておきたいものなど思い出し次第、随時UPしていきますので今後も増やす予定。

・対応は、ケースバイケースです。
この私の対応こそ正しいとかマジ全然言ってねぇし微塵も思ってもいねぇので、あくまで一例として温かい目で見てくだいね。

ー空酔い(飛行機酔い)

こちらについては、乗り物酔いという大枠で取り上げています。

団体旅行で、飛行機を利用する層の大半が高校生以上。
三半規管未発達で酔いやすいと言われる年代(小学生)は超えており、酔いっ子対応はあんまり多くないのが現状。特にもユッサユッサと揺れちゃう、飛行時間の長い国際線だと酔う子も。

飛行機の場合、逃げ場もほぼないし席の移動も不可なので、他の乗り物と比較して対処法が限られてしまいますね。

資料や経験を元に、スミレ作成

この中の対処法で、飛行機で可能なのは
酔い止め・飴など舐める・寝る・リクライニング・服を緩めるとかになっちゃいますかね。特に、飴舐めは後述する航空生中耳炎の予防・解消にもつながるのでおすすめ。機内でもCAさんにお願いすれば貰えますし。

ー耳痛・難聴

機内での体調不良は、CAさんが既に対応して下さった上で、看護師に報告がくるパターンが多いですね。対処法はこちら。

JAL公式サイト:快適な空の旅のために

このケースの場合
離陸して、しばらく様子を見ても頭痛が治らず。空港→自宅までの帰路も1時間程度かかり辛いと。発熱もなく、保護者に迎えにきてもらうまでの状態ではないと考えまして。
担任・本人と相談、担任から保護者へ電話で確認の上で、救急バッグの市販鎮痛剤をお渡しし、自宅の近い友人と共に帰宅してもらいました。
おそらく、自宅に帰る頃には軽快すると思うけれど、翌日まで耳が聞こえにくい、痛いなどの症状が残るようならば、耳鼻科受診も検討するよう伝えました。
鎮痛剤は微妙だったかなぁと思ったのですが、だいぶ辛そうで本人要望もあったので。この辺りは、意見が分かれると思いますので煮るなり焼くなり。

 *航空性中耳炎

機内での発症と、症状から
この症例、航空性中耳炎だった可能性がありますよね。よくある対応になると思いますので、わかりやすい資料を貼っておきます。

参考:わたなべ耳鼻咽喉科

参考:いのうえ耳鼻咽喉科/航空性中耳炎
発症時の内耳の写真もあり、わかりやすいです

参考:ふくおか耳鼻咽喉科

飛行機用耳栓
耳鼻科系の症状の、予防になります。空港の薬局とかで売っているようですね。私自身、全然耳鼻科系の症状出ないので、その辺ノータッチだしよう知らん。
心配なツアナスさんは自分用に準備しておいても良いかもですね。

学校サイドでも、耳鼻科系の持病がある生徒に対する予防策として紹介してもらえるとありがたいかも。

参考:飛行機用耳栓選び
YouTubeでも役に立つ旅グッズなど、発信してくださっている元CAのAsumiさんのブログで、飛行機用耳栓を詳しく解説しています。
使う方がいたら、ご参考までに。

ー歯の痛み

飛行機の上昇・下降時の気圧変化に伴い、歯に含まれる空気が膨張・収縮し痛みが増す場合があります。
よって、歯科治療中の子はその辺も予測して各自痛み止めを持参するなり、悪化時の対応ができるよう準備して頂きたいのが本音。
救急バッグに、鎮痛剤を用意してもらっていたにしても、保護者が必要ですし。内服したことのある薬を持参してもらった方がスムーズ。

添乗メモ_φ(・_・
旅行中は大丈夫だと思ってと、常備薬を持参しないあるある
は?と思うかもしれませんが、超あるある。この1ヶ月半だけで3人対応しましたし。もちろん、学校サイドで有事に備えて常備薬持参するよう呼びかけてくれていますが、それでも持参しない子は存在します。
特に、鎮痛剤は頼むから持ってきてくれ…と拡声器で呼びかけたい。

このケースは、本人が受診希望。
担任から保護者へ連絡し、保護者の許可・要望もあったため、現地で受診という選択に至りました。
正直、その受診だけでも2〜3時間離脱することになるのはどうなのかな?と引っかかりました。保護者の許可の元で救急バッグの鎮痛剤を使用し、旅行中はそれで凌ぐという選択肢を推したかったのが本音。

しかし、本人・保護者の受診希望となると、とやかく言う隙はないですよねこの場合。

添乗メモ _φ(・_・
緊急時以外の受診は、必ず保護者許可を。

団体によっては、学校判断のみで保護者連絡が後回しになってしまうことも。

特にも上記ケースのように、
必ずしも受診しなくても良かった場合。
見学地を数カ所カットすることにもなるので、保護者からのクレームに至ることもあるそうです。曲解されて“看護師が受診させたから、○○を見学できなかった。”と言われる可能性もありますし、学校・仲介会社も看護師を守ってくれるとも限りません。

保護者連絡が漏れてしまう事は稀ですが
念の為「親御さんに確認とっていますよね?」と柔らかく、担任に確認しておくと安心です。
思わぬところで足元を掬われるのがツアー業。念には念をって大事です。
引用:JAL  快適な空の旅のために

ー鼻や顔が痛い

着陸後に、しばらく様子見たら軽減した事例です。

 *航空性副鼻腔炎

航空性副鼻腔炎
こちらの可能性は高いですよね。
微々たる経験上ですが、鼻・顔痛いという航空性副鼻腔炎疑いの対応はあまりなく、どちらかというと耳の症状である航空性中耳炎の方が多いかなという印象。
引用:松脇クリニック品川/航空性副鼻腔炎

参考:松脇クリニック品川/航空性副鼻腔炎について

添乗メモ_φ(・_・
良くならなかったら受診をという保険はかけておく
上記、航空性の症状問わず何事にも言えることですが、おそらく一過性の症状で時間の経過と共に良くなるであろうと思われることは添乗中多々。
しかし、ツアーナースの場合数日の付き合いで、旅行後にフォローはできません。1日経っても良くならなかったら、保護者と相談して受診してくださいねと一言付け加えておくと安心です。
看護師さんが様子見で良いって言ったから、そのままにしましたと後から重症化してしまったら…。可能性は大いにあります。
《その際のポイント》
 ・一人で対応せず、担任または団長も同席してもらう。
  できるだけその場で、担任から保護者へ電話で伝えてもらう。
  →電話が通じないなど不可の場合は、手紙を渡しても良いかも。
 ・看護記録に記載し、養護教諭へも共有。
 ・具体的に、どのくらいの期間様子見てダメなら何科を受診と伝えた方が親切。

ものすごく細かい実務的な内容だとは思います。
でもですね、本当にツアーナースって仕事はここまできめ細やかに予防線を張っておかないと、とんでもないことに巻き込まれることもある仕事なのです。引率間の連携や信頼関係など、大切ではありますが、責任転嫁してくる方もいます。私に限らず、痛い目に遭っているツアナスさん、たくさんいます。
とにかく、一人で抱え込まずに担任などの目の前で伝えたりなんだり。証人を増やしておきましょう。

飛行機関連の症状ではありませんが
以前、帰宅後必ず受診させてくださいと担任と一緒に保護者へ伝えて解散したのに、何もしておらず悪化、入院に至ってしまった(後から学校から連絡あり知った)事例の経験あり。
他、担任に相談して一緒に判断したのに、後から保護者からクレーム。
担任が責任逃れで看護師のせいにしてきましたが、校長先生が証人としてフォローしてくださった経験も。あんときゃマジびっくりした。ちょwお前w掌返しやがったなと。
ツアー業、いろいろあります。

ーパニック症状

すぐに駆けつけて、まずは基本的な過呼吸の対処法から行いましたが、再度揺れが激しくなり、看護師自身も席に着くよう指示あり。

抗不安薬を頓用として持参していたようなので、内服してもらい落ち着くのを待つしかありませんでした。
隣の生徒と席をチェンジして、看護師が傍に付くことも検討しましたが、隣席が仲が良しの普段から該当生徒の状況を把握している子でした。
担任・本人・友人生徒と相談の上で、チェンジせずそのまま見守りとしました。
1時間後には、揺れもおさまり薬も効いたのか、寝ていましたね。

ちなみに、このようにベースにメンタル疾患を抱えている子でしたが、看護師に隠されて事が起きてから発覚又は、担任から「実は…。」と報告。

学校の方針なので、仕方ありませんが
時々あるケースですね。うーん、色々思うところはありますが、そんな団体に遭遇しても、なんで教えてくれなかったの?とイラッとせずに、どうか落ち着いて。(過去の私への助言)。

機内に用意されている医薬品

修学旅行における、国内線は
JALかANAが9割以上だと思います(ってかこの10年それ以外利用したことがない)。ごく稀に、ソラシド利用もある模様。国内添乗の場合はLCCの利用ありません。

修学旅行でLCCが衝撃的すぎて、わざわざ書き起こしてしまいました。マジかよ。ゆめちゃんは海外経験豊富なので、踏んでる場数が私と雲泥の差とはいえ、まだまだ知らないことが多いなツアーナースの世界と、改めて思うのでした。

JAL 搭載医療品・医薬品

引用:JAL 快適な空の旅のために

ANA   搭載医療品・医薬品

引用:ANA 医療機器・医薬品
引用:ANA 医療機器・医薬品
引用:ANA 医療機器・医薬品
引用:ANA 医療機器・医薬品


医療用具にしたって、結局医師の指示が必要。
看護師だけですとバイタルセット程度しか使えないのは言うまでもなく。結局、機内にいくら準備されていても、できることは地上と一緒でファーストエイドの範疇。お客様の中にお医者様が乗っていて名乗り出てくださったミラクルが起きない限り、縛りプレイなのです。
ただ、機内に何があるかは把握しているに越したことはないです。

機内対応Q &A

ー機内で体調不良あり、空港ですぐに受診させたい場合の手配

受診手配
CAさんから地上に連絡、空港内クリニックがある場合は手配してもらえます。
その辺りの諸連絡や、対応は添乗員さんがやってくれるのでお任せしましょう。むしろ、看護師が勝手になんちゃら言われる可能性もあるので、介した方が良い。

車椅子
着陸し、全員が降りた後に
座席まで車椅子でお迎えに来てくれます。おそらく「着いた後、車椅子ご用意しましょうか?」とか聞かれるか、気を利かせて添乗員さんが手配済みだったりすので、無理に歩かせずに車椅子で行きましょう。

諸連絡
もちろん電話は不可ですが
機内Wi-Fi利用して、メールやLINEで連絡取れる場合も。
スマホ利用禁止の学校もありますが、そうでなければ生徒本人のLINEで保護者へ連絡取ってもらって、受診許可や(帰路の場合)空港までのお迎えをお願いしたり。
機内で、できる範囲で連絡は済ませておくとスムーズです。

ー機内で臥床させる場所ある?

どうしても横にならなきゃない状況。
どんなだっけ?3、4回横にならせた記憶はあるんだけれど、腹痛&吐き気でもがき苦しむ子や、貧血っことあとなんだっけ。ちょっと、後で記録チェックして見ます。
大体、バックヤードでゴロンとしてもらうのが多いかな。
私が指示するわけでなく、CAさん判断になるのでその辺りの采配は状況に応じてになると思います。
フラットに眠れるファーストが空いてたら使わせてもらえるのかな?と思ったんですが、さすがにないか。国内のクラスJ程度ならありますね、体調不良者用に。

座席空いていなかったら
添乗員さんたちが座席譲って、空いた座席でベット作るんですって。その間、添乗員さんたち立ちっぱなし。安全上いいのか?と思うところはありますが、ほんといろいろ。航空会社による差はありそうな気がする。
この辺りは、調査を進めます。

ー機内では、看護師としてこまめに巡回しなきゃない?

個々によりけり、基本CAさん報告を待つ
国内だと、フライトもせいぜい3時間以内と短め。体調面など配慮が必要な生徒がいない限りは特に巡視はしませんね。
海外だと、台湾以外のメジャーどころは片道7時間以上かかるので、機内消灯前後で巡視するかなー。

海外専門のベテランツアナスさんに聞いたら
CAさんが教えてくれるから、無理して巡視することないわよー!と言っていましたが、ほんと人それぞれだと思います。
機内食前に全員にアルコール消毒するために看護師巡視しろ!令が出ていたところも。これはかなり特殊。私は多飲で頻尿、場末の中年ナースなので、必然的に離席るすことが多く。その都度遠回りしたりでなんとなく見回っていましたが。

機内食なども絡んで国内・海外で動きや注意点が異なりますので、ひとまず今回は国内線のみで話を進めます。どうせ数年、海外添乗なんてないし。

そもそも座席上、無闇に動けない場合もある
添乗員さんが気を配ってくれて、通路側でいつでも離席・対応できるように配置してくれる場合も多いのですが、毎度そうとも限らず。

最後に入って最後に出るは基本
飛行機に限らず、ツアー中の行動全般に言えることですね。搭乗するのは最後、降りるのも全員を見届けてから。

ナース2名体制の場合は、最初と最後に分かれたり。更に養護教諭さんも同行してくださっている場合だと、最初・中らへん・最後の3手でと臨機応変に。
もちろん、体調不良者がいたらそんなの関係なしに対応するのは言うまでもなく。大体、着陸してすぐに「カァーンゴォしさぁーーん!」と何かしらで呼ばれたり、最後まで動かない子がいると思ったら具合悪かったりなどなど。

ゲロ袋お持ち帰りしよう
JALのはペラペラですが、ANAのは分厚くて使えます。
ゲロ袋に関するどうでもいいエトセトラは、嘔吐処理編で語っています。
右端のはホノルルでゲットしたサニタリー袋ですが、今残ってるのはこんなもん。JALとANAは各20枚くらい。ソラシドとAIRDOはプライベートですね。
激レアなEVAキティは先輩ツアナスがくれました。
先輩「小学女子のゲロはキティにしてる。」

 *機内での、個人情報取り扱いに気をつけましょう

健康調査票は、機内で開かない方が良いかも
空港集合し、参加者の健康情報をお預かりしフライト。移動時間を利用して、現地到着前までに情報収集をしたいところですが、座席によっては横や後ろに生徒さんがいる場合も。
健康調査票には、かなりデリケートな内容も書かれている場合があり、覗き見されてしまっては大変。見られないよう気を配ったとしても、生徒の前で個人情報を開いていた!と後からクレーム出してくる教員もいるかも。座席次第ですが、トラブル回避のために機内では開かないようにしています。

ー仕事だからやっぱ、機内で寝たりしちゃダメ?

正直、寝てない?
この前の、沖縄添乗往復とも看護師・添乗員・教員全員爆睡していたわw

国際線で爆睡して食をスキップされると貼られるお札。

他、お菓子ステーションに足繁く通ったり。お菓子選んでたら、CAさんから「具合悪そうな生徒さんがおりまして。」と声かけられて気まずかったり。
先輩ツアナスがオーストラリア添乗帰りに、機内のお菓子ステーションでティムタムを大量に持ち帰って、私ら後輩に配ってくれたことがあって爆笑しました。強すぎだろ。

これ、少なめだけど普段はずらっと菓子が並ぶ

以下、機内あるある。

往路、機内で昼食
空港で弁当配って、機内で昼食。沖縄行きではド定番コース。
以前、デビューしたてのツアナスさんが

言うとりましたけれど、全然あるあるなので。受け入れてください。ってかこれの何が不満?ご飯代支給してくれるだけでもありがたや。

これに限らず、新人さんが文句言うこと大体あるあるだわ〜って、冷笑気味に聞き流してしまう私なので、もう完全にツアナス沼にハマったお局じゃね?と改めて俯瞰。
弁当は別にしろ、こんなノリで業界のヤバイことも麻痺してあるあると受け入れすぎ、新しく業界に入る人に衝撃を与えていることもあるかもしれない。そんな事象があったら、誰かぶん殴って目を覚まさせてください。

これな。まじこれな。
こればかりは、旅行プランで決められているので、もはやツアナスが口出して変えられない領域。できることを挙げるなら、黙食の徹底・食事前後のアルコール消毒などでしょうか。
余談ですが、羽田発だと江戸まとい
那覇発だと立川フードさんの弁当がド定番なので、箱見ただけで中身わかるくらい各団体で同じ弁当を食べることになります。

帰路、具合悪い子の隣に座る
コロナ禍は、発熱の時点でお迎え・離団が多いのでないかな。
コロナ前は、インフルエンザの子も隠して看護師の隣に座らせるとかあるあるでした。大体は、旅行会社指示で。
これで、ツアナスがうつってしまっても、労災にもならないし次のツアーも同行できず保証もなし。旅を仕事にすることって楽じゃないんですよ(逐一書いてやる。)

ー機内持ち込み不可の救急バッグ内物品はどうするの?

大体、送ってくれています。
ここで、機内持ち込み不可グッズを復習しておきましょうか。

参考:政府広報オンライン/飛行機内に持ち込めないもの

救急バッグで気をつけるもの

ハサミは刃渡り6cm以下OKなのできちんと選べば持ち込めるんですが、ご存じない学校が多いのか?爪切りと共に、現地に送っちゃってるところが多いですね。
引用 JAL公式サイト 国内線手荷物Q&A

瞬間冷却パックは預けも出来ず完全NG

とりあえず、学校の物品が没収されて弁償という最悪の事態だけは回避するよう、気をつけりゃいいと思います。私は、私物でハサミ・爪切り(意外と使う!)は機内持ち込みしています。愛用の刺抜きは、保安検査官によってOKだったりNGだったりムラがあるんですよね。過去9割方通過しているのに、この前取り上げられた!
ので、持ち込まない方がベターかも。
沖縄添乗でマリンスポーツあると、刺抜きあった方が安心だから欲しいんですよね…。
海外の方が、ゆるくないですか?国内、小さい空港ほどめっちゃ厳しい気がする。

ー機内対応、きちんと勉強したいけれど参考書ある?

即完売で、倍以上の価格がついちゃってるこちらを書籍化したものが、現状では唯一の参考書になるんでしょうか。

私、医学のあゆみの方を持っているのでハンドブック買っていないんですよね。


ボロッボロw

買って読んでから書けや!と思われそうだけど、すいませんねぇ。表紙がダサくてテンション上がらずで。
いずれ気が向いたら買います。

空港内クリニック

よく利用する空港内にあるクリニックは、把握しておくと対応がスムーズです。
実際、何度か利用してこともあります。大体、帰路機内で体調崩し、そのままクリニック直行、保護者のお迎えを待つパターンですかね。
主な空港内クリニック、リンク貼っておきます。

リンクの注意
公式サイトのリンクを貼りますが、あくまで個人調べなので
最新の情報は各自で確認してください。特に、診療時間・休診日には気をつけて。

発熱相談センター
発熱を伴う場合などは、各都道府県の発熱相談センターへ連絡してからの
受診が原則となります。自治体によっては、対応可病院へ直接電話して相談などフローが違う場合もありますので、都度確認を。

復路なら、空港内受診が第一選択ではない
状態と学校・保護者判断、家庭の状況にもよりますが
もう空港着いて帰宅するだけならば、保護者から自家用車で迎えに来てもらって、自宅近くの掛かりつけ医に直行した方がスムーズな場合も。
その辺の助言も、ツアーナースの手腕が問われる(大袈裟)ところかもしれません。いずれにせよ、受診するまでもない機内で体調不良があった場合、保護者お迎え手配はお願いすることになると思うので、よく相談しながら。

あと、めちゃくちゃ余談ですが
旅行業界では(旅慣れた人の間でも?)ターミナルという5文字すら略すので「  ?」とならんように。まぁニュアンスでわかるよね。
例えばよくあるのがチーフとの事前電話、集合場所確認。

羽田空港の話ですね。
2タミ集合、マック前あるある。
1タミの太陽の塔?はぁ?と初見殺しなので、脱線ついでに攻略法のリンク貼っておきますね。プライベートだと、そんな塔だのなんだの意識しないよね。
ここの会話で「?」と詰まると、こいつさては添乗慣れてねぇな?感が丸出し(別にいいんですけれどね)。
あと、万が一1と2で集合間違えても連絡通路ダッシュすれば5分以内に辿り着くので慌てず。そんなの私だけか。

羽田空港 第1ターミナル(JAL側)

東京国際空港診療所 1F

神奈川歯科大学羽田空港第1ターミナル歯科 1F

羽田空港 第2ターミナル(ANA側)

東邦大学 羽田空港クリニック 1F

羽田空港 第3ターミナル(国際線)

東邦大学 羽田空港第3ターミナルクリニック
リンクは、上記2タミと一緒です。

成田空港 第1ターミナル

空港クリニック

成田空港 第2ターミナル

成田国際クリニック

伊丹空港

大阪国際空港メディカルセンター
新田歯科クリニック

関西国際空港

近大医学部関西国際空港クリニック

那覇空港

ないんですよ、那覇は。ここマジで落とし穴。
空港内の休養室に、近隣病院をまとめたリストが置いてあるんですが微妙に古くて分かりにくい。

那覇空港から近くて栄えているのは、小禄・赤嶺エリアなので
私は空港の近くという状況・条件で、下記2ヶ所で受診してもらったことがありますが、団体・旅行会社に確認しながらどうぞ。他、帰る最後の最後に怪我して外科受診もありますが、そこの病院マジやばかったのでカット。さすがに書けませんので、身内で共有します。

地元のナースさんとか見ていたら、おすすめ教えてください。

ファミリークリニック小禄

小禄病院

あと、こことか良さげじゃね?
どうしても、HPしっかりしたところ選んじゃうよね。

かいせいクリニック
那覇空港から車で10分圏内(2.5km)

その他、検索用

新千歳空港

新千歳空港クリニック(尾谷内科)

福岡空港

丸岡内科・胃腸科クリニック

福岡空港は、周知の通り街中に位置しているので
空港クリニックじゃなくとも、近くに病院わんさかあるので気持ち安心ですね。

長崎空港

長崎も、小さな空港なのでクリニックはありません。
大村市内にたくさんクリニックがあるので、何かあったらとピックアップはしていますが、幸い長崎で体調不良者の対応なく至っている私。

空港から3km県内かつ車10分以内に位置する内科は数件あります。
HPがしっかりしているというざっくり情報で、私はこちらをピックアップしています。

ちくばクリニック(内科)

もとやまファミリークリニック


参考・引用リンク集

JAL公式サイト
快適な空の旅のために

ソラシドエア公式サイト
飛行中の機内環境について

AIR DO公式サイト
飛行中の機内環境について

ANA公式サイト
航空機内の環境について