[ツアナス×ツアナス]旅のないコロナ禍、どうやって食いつないでいる?
最終更新2022年2月10日
ツアーナース中堅者以上向けの情報を求めて
Web上にツアーナースの情報は多々。大体はこの3つ。
マイナー職が故に、ライト層向けの内容が占拠。
実際、世に求められているのはそういった情報なのだと思いつつ、コアな層向けの内容も欲しいところ。
私のような、何年もツアー業界でズブズブに働く層向けのWeb情報は皆無だったので、己で書くしかねえなと書き始めた次第です。
大衆向けのお話より、経験者による経験者のための愚痴や内情などフランクかつマニアックに。SEOガン無視で、ローカル局の地元タレントが司会する深夜番組的な立ち位置で細々書いていきたいと思います。わかる人だけわかればいい。
地域によって、ツアーナース事情も異なることから
東京拠点のわたし、大阪拠点の夢子ちゃんがダラダラと脳内垂れ流しでお喋りしていきます。
追々中堅者ならではの情報
例えば首都圏とそれ以外のエリアのエグすぎるツアナス事情など、誰得?わたし得なだけー!な内容にも躊躇せず触れていきたいです。
そもそも、
ツアーナースって何?ってを復習したい方は過去記事をどうぞ。ただし、熱く語りすぎ、私怨も包み隠さない長さですので、我が記事ながらあまりお勧めしません。
それで今回のお題。
コロナで添乗が無くなったツアナス、仕事どうしていた?
2021年7月。コロナが暴れ出して約1年半が過ぎました。波も4回来て、その都度ツアーが流れていき仕事もなくなりました。
旅で生計を立てていた女達、どう乗り切りった?
以下、
青枠=TOKYOのスミレ ピンク枠=OSAKAのユメコでお楽しみください。
私が東北弁ネイティブなため、関西弁の再現が出来ず。
標準語表記ですがユメコちゃんはゴリゴリの関西弁っこで、とても楽しい。
予備知識として、スミレとユメコは、それぞれ違う仲介会社に所属して活動しています。今回は触れていませんが、会社間でも報酬や案件など全然違います。
スミレは療養ホテル、ユメコは現状維持
決まっていたツアーが、ことごとく中止になってしまったことに萎え、諦めてホテル業に転身した私スミレ。
一方、堅実に仕事のバランスを変えて同職で安定して稼ぐユメコちゃん。
ちょっとまとめてみましょうか。
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私のように、ホテル・保健所などのコロナ関連職へ転身組は多いみたいですね。コロナが増えたら旅がなくなるという、需要と供給のバランスで必然的にそうなりますかね。
ツアーナースを離れてしまう方も多い現実
そりゃ添乗の代わりに、いつ切られるかわからない単発勤務で食いつなぐより、やはり安定を求めますよね。離れるのも当然か。
私は、今後臨床に戻る気がないっていうかブランクやスキル、人格的に病院の方からお断りだと思いますので、これからもこの世の平和のために野良で生きるつもり。
期間限定職ばかりで、綱渡りのような現状
ちゃんと就職しなよ等、助言は常時四方八方から。不安定な野良で卑下されることも多いですが、一周回ってそれすらもワクワクしてしまう病気な私。
ホテル・ワクチン・搬送同乗(民間救急)のお仕事を数珠繋ぎでシフト組み、世の動向を見極めてツアーの世界に戻って行きたいと思います。
高齢者の団体旅行なんぞ壊滅です
当然そうなりますね。毎年春に同行していた、信用金庫の年金ツアー、壊滅です。
他、私立の大学系列系や全国ネット系学校などは中止判断が早く、依頼すら来ませんでした。
今思えば2020年1月に、米国添乗ギリギリ飛んだ私、奇跡。最後の海外添乗となりました。次の海外はいつになることやら。
旅行キャンセルになっても給与補償なし
個人で会社立ち上げているツアナスさんは、休業補償金もらえていたりと、その辺り事前の法律・お金の知識の差で明暗が分かれてしまいました。
えぇ、今更ながらコロナを機に勉強し始めていますが、私はそういった意味で負け組です。
コロナ関連業種で確実に稼ぐ道を選ぶよね、そりゃ
2021年7月上旬現在、東京の感染者はまた増加。
まん防や緊急事態宣言再びは免れない=少なくともオリンピック期間の都内発添乗も中止濃厚と見越し、8月もお断りさせて頂きました。申し訳ない。
給与保証もなく、中止の可能性が濃厚ならば
確実に勤務できる道を選びますよね。実際わたしがお断りした分、他の看護師がツアーを引き受けてくれていましたが、やはり中止になっていました。ごめんよ。
脱線となりますが
ワクチンバイトについては、こちらでかなり薄くまとめています。
コロナ前のツアーナース業ってどんなだった?
話は過去に戻り、そもそもコロナ前の添乗状況ってどんな感じだったのか。
季節限定で、年中仕事なんてないでしょ?は
よく言われますが、あったんです。私らが生きる証人。
だって年中、旅に出ていましたもの。
私スミレの惨状
お話にならないですが、いずれにせよ2人とも少ないね。
補償は会社や案件によって異なります。補償があったとドヤられたこともありますので、きちんとしているところは補償あるのでしょうか。
きちんとしていない会社所属の我々2人には謎の領域。
2021年も7−8月は厳しそうですよね。東京。
といいつつ、友人ナースのYさん(首都圏で活躍)は小学生の修学旅行で日光5連添中だと日々実況LINEがきます。
そう、SNSだけ見ていると勘違いされがちですが
コロナ禍でも、ひっそりとツアーは動いているんですよね。色んな考えや私のように保身や他業で荒稼ぎ中など、個々に利用をもちつつ、コロナ禍でツアーナースはみんな完全休業ではない!ということは誤解のないように。
ツアーの仲介会社って、正直
コロナ禍、特に去年の春〜夏なんてクソ暇だったと思うんですが、その合間に勉強会やら何らかのサポートってどこもないんですね。
普段マージン爆取りしている分、こんな時だからこそ彷徨うツアーナースたちのハブとして、何らかの機能を発揮してくれる!と思っていた私が愚かでした。
個人情報も含むから、
公には厳しそうだけれど、コロナ禍添乗これ困った!あれやっとけ!経験談集めて備えたいですね。
というわけで、脱線込みで終話。
まとめ
といった感じ。
せっかく添乗の機会がありそうでも
キャンセル補償がない場合が多く、なかなか仕事を受けられず、確実に賃金が入るコロナ関連職を引き受け続けるループ中。
[追記]2022年冬のわたしから
この記事から半年。
2021年夏は、デルタ株で添乗壊滅。
秋になって、感染者が急激な減少を見せた途端、堰を切ったように修学旅行の需要が爆増し、11〜翌1月上旬までツアーナース復帰をしていました。
オミクロン大爆発の現状、療養ホテルでみっちり勤務中。2月は休み2日間のみ。食いっぱぐれるより良いので、感染対策に命をかけつつ、プレホスコロナ業に身を粉にして働き続けます。
団体バレしないよう、若干お写真もどうぞ。
個人で再来しゆっくり時間を気にせずみたい!と思った場所は
阿蘇(大観峰)・知覧特攻平和会館・種子島なんですが、肉眼に焼き付けようとするあまり、写真ほぼなし。
---2021年わずかに巡った添乗振り返りアルバム
以上です。
春にはまた旅に出られるのかしら。
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ツアナス×ツアナスシリーズ
2022年2月、ツアツアシリーズを全てリライト中です。
よりわかりやすく、的を絞った内容でお届けできるかと。マニアの皆様お待ちくださいませー。
救急バッグシリーズ
こちらも同じくリライト中。
このシリーズ、やたらアクセス良いので今一度内容を見直しますね。